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紙の本
哲学探究
著者 ルートウィッヒ・ウィトゲンシュタイン (著),鬼界彰夫 (訳)
ウィトゲンシュタインの後期の主著として、哲学史上に燦然と輝く名著。個々のテキストが全体とどのようにつながり、ウィトゲンシュタインの思想的宇宙のどこに位置しているのかを意識...
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商品説明
ウィトゲンシュタインの後期の主著として、哲学史上に燦然と輝く名著。個々のテキストが全体とどのようにつながり、ウィトゲンシュタインの思想的宇宙のどこに位置しているのかを意識できるように翻訳する。【「TRC MARC」の商品解説】
『哲学探究』は、ウィトゲンシュタインの後期の主著として、哲学史上に燦然と輝く名著です。
すでに、邦訳も出ていますが、古すぎたり、哲学としての解釈に不足があったりして、歴史的な名著の割には、名訳に恵まれませんでした。
このほど、もっとも信頼のおけるテキストである最新第4版の版権を取ることができました。
翻訳は、現在の日本で、もっとも厳密かつ魅力的な研究を続けている鬼界彰夫氏が担当します。
鬼界氏は、『哲学探究』というテキストが、どのような構造になり、何をめざしているのか、日本語で明確にわかるよう、特に版権所有者の許可を得て、見出しや解説等を、十分に入れていきます。
この企画によって、ついに、決定版の『哲学探究』の訳が世に出ることになったのです。【商品解説】
著者紹介
ルートウィッヒ・ウィトゲンシュタイン
- 略歴
- 〈L.ウィトゲンシュタイン〉1889〜1951年。ウィーン生まれ。志願兵として第一次世界大戦に参加。小学校教師を務めた後、ケンブリッジ大学に復帰。著書に「論理哲学論考」など。
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語りえぬ仕組みを語る。
2021/11/13 02:30
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
解説によれば、『第二部』は、一応独立した作品と見做せるので、応用編的な『第二部』から読み始めたほうが、わかりやすい気がします。
私はすでに、第二部から読み始める機会を失いましたが、この本(翻訳?)を読む場合ありです。
解説はガイドになっているので、真っ先に読むべきかもしれませんが、個人的にアルバム云々には違和感を感じます。
『論理哲学論考』の作った枠組みを解体して、もう一つ大きな視点、言語や記号になる前、語りえぬものについて語ってる本でいいのかな。
ヴィトゲンシュタインは、読みやすいのですが、その論理性をうまく消化できてるかというと、ちょっと不安になります。
断片のあつまりであり、時間が取れず読むのに時間がかかりましたので、なおのこと全体としての把握がむずかしい。
言語化される前に動いているなにかと、暗算を成立させるためには計算を”知っている”
必要があることなど、ここからさらに、記号論や、心理学、大脳生理学などにもつながっていく「話題」で、ヴィトゲンシュタインを踏まえて、今現在その話題が語られてるんだってことを確認。
哲学の本て、一つの言葉に意味が重なりまくるので、感想って書きづらいですよね。