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商品説明
るり色の空の鳴る鳴る神無月とおくを見ている人を見ていた 遺された羽のいちまい刃にていよいよ青むあなたの翼 子どもたちみな魔女になれ三月の豆腐屋さんのおとうふうふふ 歌集。〔沖積舎 2001年刊の新装版〕【「TRC MARC」の商品解説】
【歌集より】
秋の日のミルクスタンドに空瓶のひかりを立てて父みな帰る
とうめいなかかとのかたち天空も公孫樹の黄(きい)を踏んでみたくて
風鈴を鳴らしつづける風鈴屋世界が海におおわれるまで
白の椅子プールサイドに残されて真冬すがしい骨となりゆく
革装の書物のように犀は来て「人間らしくいなさい」と言う
「夢といううつつがある」と梟の声する ほるへ るいす ぼるへす【商品解説】
著者紹介
佐藤 弓生
- 略歴
- 〈佐藤弓生〉1964年石川県生まれ。角川短歌賞受賞。著書に「眼鏡屋は夕ぐれのため」「薄い街」など。
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紙の本
世界が海におおわれるまで
2022/02/20 01:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代短歌クラシックスは本の形が好きで何冊か揃えている。もちろん短歌が好きだからでもあるが、その装丁に惚れたと言ってもいい。文庫本サイズよりも縦にはみ出した形で、文庫本の大きさのカバーが大きな帯のようになっているデザインがすてき。小説とは違うのだという主張を感じる。そこに佐藤弓生の歌が収められた本があるなら買うしかないと思って衝動買いをした。結論:買ってよかった…!