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商品説明
気候変動適応の定義やその取組み方、想定される課題の理解を目的とした初学者向けの書。気候変動がもたらすプラスの影響を利用した適応事例も紹介し、SDGsを踏まえた明るい将来像を目指すために必要な適応のあり方も記載。【「TRC MARC」の商品解説】
温暖化対策には、大きく分けて「緩和」と「適応」の 2種類がある。緩和は温室効果ガス排出を抑制することで、最優先に取り組む必要がある。そして、緩和を実施しても温暖化の影響が避けられない場合、その影響に対して自然や人間社会のあり方を調整していくのが「適応」である。
現在、気候変動に関連する影響やリスクを、緩和や適応によってどのように低減・管理できるかを求められており、日本でも「適応」への取り組みが始まっている。しかし、温室効果ガスの排出量削減といった目標がわかりやすい緩和とは異なり、気候変動影響は対象範囲やアクターが幅広いうえ、地域・分野・業界によって適応策も多様である。
本書は「適応」の解説や国内外の対策の具体例を述べ、また、気候変動がもたらすプラスの影響を利用した都市開発やビジネス例なども紹介し、SDGsの描く明るい将来像を示す。地方自治体や企業で進む「適応」の啓発、施策に役立つ一冊。【商品解説】
目次
- 第1章 気候変動とは
- 1.1 気候はこんなに変化している
- 1.2 気候変動の原因は?
- 1.3 影響はすでに表れている
- 1.4 緩和と適応
- 1.5 リスクの考え方
- 1.6 将来はどうなるの?
- 第2章 適応の基本的な考え方
- 2.1 適応とは
- 2.1.1 適応の定義
著者紹介
肱岡 靖明
- 略歴
- 〈肱岡靖明〉東京大学大学院工学系研究科博士課程(都市工学専攻)修了。博士(工学)。国立環境研究所気候変動適応センター副センター長。専門は環境システム工学、都市工学。
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