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よかった!
たまたま、なにかをきっかけにエモいという言葉を私なりに定義したいと思っていろいろ例を考えていたときだったこともありタイミングもよかった。
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偉大なブランドは、自分自身についてではなく、自分が愛するものについて語る。 Apple、Nike
Lovemarks
RespectとLoveの4象限
サイモン・シネック
Golden Circle
Start with Why
Purpose/Cause/Beliefとは、根源的には自分の愛するもの/好きなもの
優れたブランドはwhyから語り、普通のブランドはwhatから語る
人間は好きなものについていってしまうようにプログラムされた生き物である
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直前で読んでいた本が難解だったので、
ちょっと気楽に読めそうな本をチョイス。
200ページにも満たない本ですが、中身は結構濃い内容でした。
デザイン思考とかアート思考とかクリエイティブとか、
色々な言葉が出てきている中で、そっち系の本を色々と読んでいるのですが、
この本を読みながらどんな本やどんな思想にも
根っこの方の繋がりがあることが何となく理解できました。
特に、濱口さんの「SHIFT:イノベーションの作法」や
今読んでいる「進化思考」にも共通するところがあって、
とても学びになりました。
※SHIFT:イノベーションの作法
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/B07SRGWGK2#comment
※進化思考
https://booklog.jp/item/1/4909934006
濱口さんの本が新しいものを生み出すイノベーションやクリエイティブというものに対して、
その方法論や考え方について言語化に成功している印象。
進化思考は、その方法論をもっと分割して色々なやり方を示してくれている。
一方、この本はそういった考え方を用いながら、
実際のクリエイティブ(アウトプット)をたくさん出してくれている本です。
一見、異なる本たちですが、合わせて読むことで
立体的に理解できるようになるのではないかと思います。
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借りたもの。
セールスマンを経験してから、クリエイティブの世界に転じた著者が論じる、ビジネスパーソンとクリエイターの間にある溝を埋める――橋渡しする――ため、感情・感覚的なものを言語化し伝える事に重きを置いている。
経験者ゆえに。
この本に共通する考え方は、最近ちまたでよく言われる、デザイン思考…に該当すると思う。
データに基づいた合理的な判断だけでは、良いクリエイティブは生まれない……
それは広告のみならず、ブランドそのものも然り。
ビジネスパーソンが失念しがちな「直感」という感情的・本能的なもの、快・不快に直結する、感覚的なものの重要性を説く。
山口周『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』( https://booklog.jp/item/1/4334039960 )にも通じる。
MBA寄り、大脳皮質(理性、合理的)で全てを考えるビジネスパーソンに対して、「好き」という感覚を導入に、直感的なもの・感覚的なものを鍛えることを薦める。
‘あらゆるアートはファンアートである(p.74)’
これは芸術の語源が(自然の)模倣(ars)である事と同義だと私は認識。
‘創造とは「借りて」「盗んで」「返す」というプロセスの繰り返しなのだ(p.80)‘はまるでテーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼのステップにも似ている。
‘広告と販促は違う(p.104)’は目から鱗。
よく言われるようになった、ブランディングのストーリー性というのも、この本では愛されること――好きになってもらうこと――と表現され、腑に落ちる。
‘偉大なブランドは、自分のことではなく、自分の愛するものについて語る(p.125)’。
macのi phone販売に、製品の性能の良さよりも使った時のスタイリッシュさ、ちょっといい未来を提示する広告・ブランディングを行った事で成功を収めた事はよく指摘されている。それとはまた異なる「ストーリー」が提示される。
本の中ほどから、著者の実体験が語られていく。
特に、ジェンダー論に絡む問題提起をする広告関連が多いと感じた。
POLAリクルートフォーラム「この国は、女性にとって発展途上国だ。」
GODIVAの義理チョコ止めよう。
リカちゃんの家事労働からの解放。
など。
巻末の付録「ものづくりを成功に導く7つの原理」にクスッとさせられた。ある意味、本質的!
読んでいて、ほっとする。
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脳の仕組みは感情と思考に分かれていて、
意思決定は感情で決めている。
ブランディングとは愛されるもので、
自分自身が愛しているものを語ること。
色々と普段仕事している中で改めて考えるべきことがたくさん詰まっている本だった。
そもそも好きを認知すること自体に疎く、
自信が持てないタイプなので少しでもプラスの感情を、持ったことに対して好きと捉えてみようと感じた。
本を読み終わったときに自分の中での好きの捉え方や考え方が少し整理できたようなそんな本でした。
自分の感情って、どうなんだろう、
人に対してどんな感情を持ってもらいサービスを届けられるんだろう。
この事を考えながら仕事できるとより良い成果に繋がりそうだなと整理できました。
読みやすくていい本でしたので、おすすめです。
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好きって言う感情の動かし方。と言う観点から考えて、プレゼンと言うか表現に利用するとすると、使えるマインドやワードは多い。オリジナルと言う幻想って言うのは、囚われないために大切だし、ブランディングするという方向は当然であるし、頭でちょっといい未来を語るってのと個人的に語るってのは、改めて意識すると表現が変わりそうである。
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「ゴールデンサークル」のTEDも見て、本も読んでいたし、ヒーローズジャーニーも勉強したし、ブラビアの広告にも感動していたけれど、原野さんのようなアウトプットが出来ていなかった。本書を読んでみて、これではかなわないと思ったし、ちょっと秘密を知ったような気分。タイトルは「ビジネスパーソンのための」「入門」になっているが、ブランドに関わるクリエイティブの人も、企業のブランドの担当者も、入門者も経験者も読んだ方がいいと思う。『アイディアのつくり方』と双璧をなすのではと思ったりした。何かの案件でちょっと「盗んで」プレゼンして見たくなる。
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ドコモやホンダ等名だたる企業のブランディング実績のある著者が、ブランディングの要諦を解きほぐした本。技術よりは心構え中心。関連業務に従事している方には参考になる部分もあるかも?門外漢の自分にはそれほど響かなかった。
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・広告の目的は、売ることではない。愛されること。販促とブランディングは違う。
・大脳新皮質ではなく大脳辺縁系が良いと感じるか。」
・ブランドは、自分ではなく「自分の好きなもの」を語れ。表出せよ。
それによって連帯が生まれる。
・個人的な「好き」に再現性と普遍性の高さを。
それが表現アイデアのコアになると強い。
・最も個人的なことが、最もクリエイティブなことである。マーティン・スコセッシ
・借りて、盗んで、返す。それが創造。
・広告は、生物学。
・「ちょっといい未来」を提示する。
・ブランドボイス。GODIVAじゃないのにGODIVAのふりをすると失敗する。
・創造することとは、無視すること。
・愛と尊敬。
ケビンロバーツ Lovemarks
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ベンチャー企業の法務関係をサポートしている友人が読んで薦めてくれました。きっと彼が手にしたのはタイトルの力だと思います。ビジネスパーソンという自覚がある人ほど、クリエイティブというマジックワードに興味津々なのかもしれません。山口周『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』に相通ずる潮流を感じます。でも山口本は引いた目のコンサル視点ですが、本日は徹底的にクリエイター、つまりつくる人目線で書かれています。アップル復活のチームのジョブズとリー・クロウに当てはめるとリー側かも。イケている現役のクリエイターが、自分の方法論を惜しげもなく共有していることが魅力です。そこで、自分はビジネスパーソンと自認している人々が、クリエイターってそう考えるのか…ではなくて自分のビジネスでクリエイティビティをどう発揮しようか、というやる気スイッチが入るのだとしたら素敵です。ちなみに薦めてくれた彼は「ヒトのOSはサルとしての本能」と思ってるから、この本が訴えている「人間はロジックじゃなくて感情で動く」という主張が腑に落ちた、との感想でした。その感想、どう自分のビジネスに落とし込むのだろう?
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ビジネスパーソンとクリエータの最大の違いは、人間観。
人間は感情でしか動かない。
映画のようにプレゼンを作れ。心を揺さぶること。
アドルフ・ヒトラー プロパガンダは常に民衆は向けられるべきであり、知性に向けられるべきではない。
人間は二人羽織のようなもの。人間は感情に支配される。大脳辺縁系。
ブランディングは愛されること。
偉大なブランドは自分自身について語るのではなく、自分の愛するものについて語る。
ちょっといい世界。
世界は 好き で繋がっている。
好き は 時を越えて広がる。
それが共感や連帯を産み、社会に新しい考えやアイデアを拡散する 触媒 になる。
世界は好きが動かしている。
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・ブランドを作っていくための広告=好告。好告は、そのブランドが「どんな価値観を持っていると思われたいのか」(簡単に言うと何が"好き"なのか)を発信すること。そうすることによって、ターゲットに選ばれやすいポジショニングを得ることができる。企業や商品が発信したい価値観に、近いイメージを持つタレントやスポーツ選手を起用することは、好告の手段の一つである
・人間は論理的に考えているつもりで、実は直感を後から論理で補強しているにすぎない。広告は人間の感性に訴えることができる
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ビジネス書と一括りにしてよいのか、ちょっと迷いますがもしそうだという前提でレビューするならば、ビジネス書としては出色の出来といえるでしょう。ビジネス書にありがちな、
・結局どうすればよいのか、わかったようなわからないような
・個人のスキルとして理解・実践できるが、組織で実践し成果獲得につなげるのは困難
(構成員に等しく理解させる必要があるため)
という内容とは一線を画す出来栄え。またクリエイティブ系著者の作品にありがちな、その人にしかわからない視点や再現性のないロジックを説明しておわり、というものでもない一冊。まさにタイトル通りあまねく「ビジネスパーソン」に向けた一冊といってよいと思います。
そして本書の根幹を支えるロジックは、
・大脳新皮質と大脳辺縁系、二重の自分、二人羽織
・「好き」とは「共感」し「連帯」すること
・すべては個人的な「好き」からはじまる
・そしてその「好き」にも市場ランクがある
・偉大なブランドは自分のことではなく自分の愛するものを語る
・ちょっといい未来を語れ、個人的に語れ、地声で語れ
※個人的に印象に残った部分の抽出なので賛否両論あるかも
といったあたりでしょうか。
本書がターゲットとする一般的なビジネスパーソンが仕事においてクリエイティブな面を発揮する機会はそれほどないかもしれませんが、本書で得られる知見は単なるクリエイティビティに関するものではなく、どんな仕事でも発生しうる自分の周囲の人たちに対する働きかけ、すなわちコミュニケーションをいかにおこなうか、とりわけ相手を説得する、自分の意見を表明するなど、ビジネスパーソンにとっては極めて重要なシーンにおいて有用であろうと考えられるメソッドではないかと思います。
通常であれば理詰め、本作の言い方を援用すれば大脳新皮質に訴えかける進め方・話し方をしてしまうところですが、この本を読めば、大脳辺縁系への語りかけが有効であると気づきます。またそのためには数字や理由の説明は後回し、自分の「好き」、仕事の局面においてはそこにかける自分の熱い思いや”ちょっといい未来”をちりばめることが大切なこととと理解できます。
なんだか明日からの仕事がこれまでよりちょっぴりおもしろくなりそうな予感がする、そんな読後感を与えてくれる一冊でした。
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メモのような本で、著者がどこからこのこの考えを引用したか、という印象が残る。
それならば、サイモン・シネックの本を読んだ本がいいのだろうが「入門」とあるから、それへのとっかかり的にこの本を書いたのだろうか。
どこか、借り物感がある。
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森の木琴や、OK Goのドローン撮影のクリエイティブを手がけたクリエイティブディレクターの本。
先人のクリエイティブに学び、自分の「好き」を磨くやり方や、クリエイティブのプロの価値を作るもの、ブランド論まで、独自の試行錯誤や過去の仕事に基づいて論が展開される。インプットへの柔軟性と、クリエイティブに対する追究・芯の強さがエピソードの随所に表れていて読み応えがあり面白い。
人を動かすためには、理性ではなく感情に訴えろというメッセージにも同感。
ただ、その理論づけとして、聞きかじり・付け焼き刃感のある脳科学を繰り返し使っているのはちょっといただけない。ハリウッド映画やプレゼンのストーリー、彼のクリエイティブそのもののほうが、よほど説得力がある気がする。