紙の本
何の冗談なのか
2021/03/04 23:17
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投稿者:名無し - この投稿者のレビュー一覧を見る
何かの冗談でしかない内容である。「考えることこそ教養である」というが、考えた結果が、非正規労働者の人数や比率を上げたり、本社を地方に移転したりすることなのか? コストカット第一主義の、最も安直な考え方であり、教養といえる考え方には程遠い。
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竹中平蔵さんについてのイメージがあまり良くなかったけれど、実際に喋っているのを聞いて世間のイメージに踊らされているだけだと思った。
それがきっかけで竹中平蔵さんのことが知りたくて読んだ本。
深い洞察で志も高く、とても尊敬できる人だと感じたと同時に、自分の思考の浅さを思い知らされた。
考える7つの型を身につけて、これからの思考に役立てていきたい。
①川を上る
②海を渡る
③バルコニーを駆け上がる。現場から一歩引いてものをみる
④場所を変えて考える。いつもと違う場所で考える
⑤体験してから考える
⑥書きながら、話しながら考える
⑦基礎を学んでから考える
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20分くらいで読み終えることができた。竹中氏のこれまでの本から大きなアップデートはなかったものの、随所に参考になることはあった、という印象だった。とても読みやすい本であり、自分の場合は20分程度で読み終えてしまった。
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川を上り海を渡るとか視点を変えるなど思考のフレームワーク的な方法論や常に考えて思考の稽古をするなど、とても勉強になるところはあるものの、竹中氏ご自身の考えの正しさを押し付けようとするところなどもあり、やや鼻に付くところもあります。100%竹中先生の信者なることなく自分の頭で考えて読むことが大事そうですね。
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平易にわかりやすく「考えること」のコツを提示してくれ、あっという間に読み切れる本。 しかしながら、この本を読んだだけで分かった気になる、ということはすごく危ないだろうなぁと思う。
この本の裏のメッセージは「この本はあくまで考え方のヒントを提示しているだけであって、どう考えるか、どうマイストーリーを築いていくか、ということを考えることそのものを考えてほしい。」というような気が勝手にする。
考えることは私にとっては難しい。昔から考えることは自分にとってはすごく苦手意識がある。考えてるふりしてるだけじゃんと言われてたこともある。
自分の身近な人の思考プロセスを聞いて、へぇとはなるものの、どうやったらそういう考え方になるんだろう?とは思うけれど、どうも自分ではうまくいった感覚がない。うまくいった印象が少ない。
自分の頭で考える、ということは、私にとっては、すごく難しいことだと思っている。 苦手意識がある。 普段の仕事でも、じっくり考えるということより、高速に処理することばかりやってしまう。 判断する⇒行動する、のスピードで価値を出そうとしてしまう。(つまり考えることよりもまずやってみて、やってみた結果をもとに考えるタイプ)
苦手意識があるからこそ、多くの本を読んで知識や考え方を吸収して、少しでも自分の中での考え方の整理の武器にしようと努力しているつもり。 しかしながら、ある方に「本ばかり読んでるから考える力がつかないんだ」と指摘されたこともあり、すごくグサッと来たのだが、でも変えられず、こうしてまた本を読んでしまう。
本を読むことの方が、『考える』ことよりも、自分にとっては楽だからかな。 あと、自分なりに考えた結果に対して、あれこれ否定されることも苦手だというところもある。詰問されているように感じてしまうことも多い。 そうした苦手意識から、やはり前向きになれていかないのか。
すごく平易にまとめてくださっていて、たぶん自分の子どもたちが読んでも理解できるし、なにそれ?簡単じゃん、と言いそうだが、僕にとっては、ある意味、またこれ難しい本となってしまった。(もちろん読むこと自体は楽しくて、二度読みしても一日で読めてしまう量なのだが)
以下、抜粋引用となります。
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P40 (小泉元首相が安部次期首相に伝えたこと)
「とにかく、できるだけいろんな人の話を聞いたほうがいい。そして、いろんな方向から情報を集めたほうがいい。しかしね、総理のような権力のある人間が、そうした意見を耳にして、すぐに『わかりました』『やりましょう』などとは絶対に言っちゃダメだ。ありがとうございました、とだけ言えばいい。いやというほど話を聞いたら、それをすべて持ち帰る。そして一人になって考えたとき、ストンと腹に落ちたことだけをやる」。
P46 今のように、子育ての本や子育てブログが巷にあふれていなかったからこそ、自分の頭で考えざるを得なかった時代でした。
しかし、だからこそ揺るぎない自分だけの子育てのルール、方針が出来上がっていたのだと感じます。
P86 正々堂々とは、もともと中国の言葉で、春秋時代の軍物書に書かれた言葉です。「正々の旗」は正しく列が揃った旗のことを指し、「堂々の陣」は堂々と胸を張った自信たっぷりの軍隊の様を表しているそうです。
つまり、今はどんなに辛くても、正しいと思った旗を、胸を張って仲間とともに上げつづけろ――。
P88 「志」を持つ人は、貪欲です。
人やモノ、あらゆる事象に触れたときに、自分が触れたときに、自分が抱いた志を実現するために、なにか学びになるのではないか、と貪欲に「テイクアウェイ」しようと好奇心が自然に起動します。
P90「…と表向きには言っていますが、実はそんなふうに気づいたのは、相当あとになってからです。最初は無我夢中で、いろんなことをやりながら自分のやることの意義や志が形になっていった。実際はそんなものですよ」と。
P95 川がいくつもの支流に分かれるように、目の前の課題は、もっと大きな課題(源流)を切り取った一部でしかないことがほとんどです。
真の課題、本当の狙い、隠れた本質はどこにあるのか?それらを探るためには、一度原点に戻るのがいいのです。
つまり、川を源流に向かって上っていくのです。
P105 いずれにしても、皆さんは何か疑問に感じたら、川を上るとともに、
「待てよ、これは日本特有の問題なのだろうか」
「アメリカでは、中国では、アフリカではどうだろう?」
「欧米のスタンダードはどうなんだろう?」
と、海を渡って考えてみてください。
視野を広げることで、思考が深まるはずです。
P116 ただ、私は手書きにこだわっています。「書く」という触感を伴う行為が、五感を刺激して、脳に記憶として定着しやすくなるとともに、考えるという行為につながりやすいからです。
P121 60年代にデビューし、70歳を過ぎた令和の時代にも第一線のロックスターとして活躍する矢沢さんは、アマチュア時代、「ザ・ベース」という名でバンド活動をしていました。
「基礎をバッチリ身につけたいという思いがあった。 ベースをしっかりしようと」
考えていたからだそうです。
「基本」なくして大成なし。
P170 実際、アメリカに比べ日本では、個人の金融資産における株の割合は低く、株価が上がっても直接的に恩恵を受ける人の割合は低いかもしれません。
しかし、日本の年金はその半分を国内株式と外国株式で運用しており、株価の上昇は将来私たちが受け取る年金にも直結します。
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竹中平蔵元経済財政政策担当大臣が「考える」を説く。冒頭の小泉純一郎元総理大臣とのエピソード、考える>知識量は「生きる力」の本質を突いていると思う。「考える」ことはすなわち飽くなき好奇心を持つことであるが、著者曰く「マイ・ストーリーを描く(仮説)」「川を上り(本質を探る)、海を渡る(海外事例)」「考える『型』を身に付ける」ことの重要性を強調している。
本書内で特に興味深かった言葉は2つ。1つは松下幸之助氏の名言。議論は「二項対立」としがちだが(軸が明確だと対照し易いので正しいとは思う)、氏いわく「こころに縁側を持て」すなわち「あいまいさを許容しましょう」と。ハッとさせられる金言だと思う。もうひとつは歌手谷村新司さんの言葉。「竹中さん、鳥はね、飛び立つときは、向かい風に向かって飛び立つんだよ」、向かい風こそ浮力を生む源、世間の逆風こそ飛躍する機会。心に染みる良い言葉である。
「考える」ことはポータビリティ性ある汎用的な能力であり、200ページと薄めの本で肩肘張らない小見出し式のエピソード&エッセイ集のような仕上がりなのでぜひおススメしたい。
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考え方について記された本です。もう少しボリュームがある方が良かったなと思うのですが、さらっと読めるのは良いのかもしれません。「川をのぼり、海をわたる」をキーワードに、実践していきたいです。
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竹中さんの本を初めて読みました。
タイトルから勉強になりそうだと手に取り、中身を読んで、思った通りの本でした。
また、自分のバイブルとなる本が増えました。
まず、冒頭の「知識」の価値は急落した。
※5G回線が世界的に整備され誰しも手にしたスマホによって、世界のあらゆる情報に、どこにいても繋がるようになった。
その他、最も印象に残った事が二つ。
一つ目、「川を上り海を渡る」。
それは何?、成り立ち、歴史的経緯を探る。また、他国ではどうしているかを知り比較する。
時間と世界、という軸で物事を考える様にする。
二つ目、目の前にある、モノ・コト・現象には、全て意味がある。考えるきっかりになる本質。
本当にそう感じる。そう思えば、何故そうなったのかを考えられる。全てに意味がある。それを自分なりに考える(マイストーリー)事で、教養となる。
とても勉強になりました。
また、読み直したいと思う本でした。
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竹中さんて、こういう文章を書くのだと思いました。テレビを見て受ける感じと違いました。好印象です。
もっと考えようと思いました。忙しさやメディアに流されることなく、考えるのが自然とできたらよいなあと思いました。
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p.16 考えることとは、マイストーリーを作ること。
例えば増税。というニュースに対して、どういう効果があるとか、なぜ増税したかとか自分なりのストーリーを持つ。
これこそ考えるということ。
p.17 川を上り、海を渡る
川を上る:時代を遡って考える。
海を渡る:他国では?を考える。
なぜDVDとCDはほぼサイズが同じなのにケースのサイズが全然違うのか?
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当たり前に理解してるつもりが、実際にはメディアや他人の意見があたかも自分の意見かのように自分の頭で考えることなく無意識に流されていることに気付かされた。
川を上り、海を渡る癖を自分の習慣として意識づけようと思う。
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「川を上って」(物事を俯瞰する、なぜ?)
「海を渡る」(他の国、世界はどうなのか?)
縦横の軸で考えてみる。
アメリカの株価が上がると、なぜ日本株も上がるのか?
日本はアメリカと中国どちらにつくべきか?
なぜ、牛乳パックは四角いのか?
竹中さん、YouTubeでナイツの漫才観てるのか。
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【印象に残った話】
・「マイ・ストーリー」とは、自分の頭で考えて、自分なりの意見、結論を出していく過程のことだ
・マイ・ストーリーを作る上で大切なのは、「川を上り、海を渡ること」だ
・川を上る:「そもそもそれってなんだろう?」と、成り立ちや歴史的経緯を探ること
・海を渡る:「他の国ではどうしている?」と他国と比較すること
・いくら考えてもわからないことは、以下のように視点を変えて考える必要がある
・マネージャーなら、計画ばかり眺めているのではなく、現場作業をやってみる
・現場作業からの気付きを、計画に反映する
【アクションプラン】
・考えても答えが浮かばないときは、仕事場を離れて考える、また立場を変えて考える、をやってみる
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川を上って、海を渡るという考え方は非常に有益だと感じた。普段の自分は何も「考えて」いないと気付かされる。