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紙の本
家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ (角川新書)
著者 信田さよ子 (著)
DV、虐待、性犯罪。最も身近な家族ほど暴力的な存在はなく、「国家のミニチュア」に陥りやすいイエの中で、私たちは日々格闘している。熟練のカウンセラーが、加害者更生の最前線と...
家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ (角川新書)
家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ
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商品説明
DV、虐待、性犯罪。最も身近な家族ほど暴力的な存在はなく、「国家のミニチュア」に陥りやすいイエの中で、私たちは日々格闘している。熟練のカウンセラーが、加害者更生の最前線と、心に砦を築きなおす新概念を伝える。【「TRC MARC」の商品解説】
最大の政治団体、家族と国家による暴力。
日々、私たちはそれに抵抗している。
家族は、以心伝心ではなく同床異夢。
DV、虐待、性犯罪。最も身近な「家族」ほど暴力的な存在はない。
イエは「国家のミニチュア」に陥りやすいのだ。その中で、私たちは日々格闘している。いわんや、被害の当事者は闘い続けている。
絶え間ない加害に対し、被害者がとる愛想笑いも自虐も、実はサバイバルを超えたレジスタンスなのだ。
エスケープでもサバイバルでも、レリジエンスでもない。
私たちはレジスタンスとして、加害者に後ろめたさを抱かせる――。
被害を認知することは服従ではなく抵抗だ
■家族は無法地帯である
■愛情交換という暴力
■家族における暴力の連鎖は権力による抑圧委譲
■報道では虐待だけが選ばれて強調される
■殴られれば、誰もがDV被害者と自覚するわけではない
■被害者は不幸の比較をしてしまう
■父のDV目撃が息子をDV加害者に陥らせる
■被害者支援に加害者へのアプローチは必須だ
■彼らの暴力は否定するが人格は尊重する
【目次】
まえがき――母の増殖が止まらない
第一部 家族という政治
第一章 母と息子とナショナリズム
第二章 家族は再生するのか――加害・被害の果てに
第三章 DV支援と虐待支援のハレーション
第四章 面前DVという用語が生んだもの
第五章 「DV」という政治問題
第六章 家族の構造改革
第二部 家族のレジスタンス
第一章 被害者の不幸の比較をどう防ぐか
第二章 加害者と被害者が出会う意味
第三章 加害者アプローチこそ被害者支援
第四章 レジリエンスからレジスタンスへ
第五章 心に砦を築きなおす
あとがき
主要参考文献一覧【商品解説】
最大の政治集団、それは家族と国家である。私たちはその暴力への抵抗者だ!【本の内容】
目次
- まえがき――母の増殖が止まらない
- 第一部 家族という政治
- 第一章 母と息子とナショナリズム
- 第二章 家族は再生するのか――加害・被害の果てに
- 第三章 DV支援と虐待支援のハレーション
- 第四章 面前DVという用語が生んだもの
- 第五章 「DV」という政治問題
- 第六章 家族の構造改革
著者紹介
信田さよ子
- 略歴
- 〈信田さよ子〉1946年岐阜県生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程家政学研究科児童学専攻修了。公認心理師・臨床心理士。日本公認心理師協会理事などを務める。著書に「母が重くてたまらない」など。
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不幸の比較と司法と心理学
2021/05/31 17:27
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
戸籍上いないことになっている子どもに対する虐待などを例示し、プライバシーという壁の中の家族という私的領域において起きる暴力を紹介しながら、国家の意思を反映した現代家族に警鐘を鳴らしている書。