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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/03/18
- 出版社: みすず書房
- サイズ:20cm/258p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-08987-2
- 国内送料無料
紙の本
翻訳と文学
著者 佐藤=ロスベアグ・ナナ (編),池澤 夏樹 (執筆),坪井 秀人 (執筆),林 圭介 (執筆),佐藤 美希 (執筆),内山 明子 (執筆),邵 丹 (執筆),管 啓次郎 (執筆)
古典現代語訳、ジャポニスムの和歌歌曲Waka−Liederから、村上春樹、世界文学、アイヌ文学者の自己構築、3・11後の方言訳啄木詩まで。池澤夏樹、坪井秀人、管啓次郎ら8...
翻訳と文学
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商品説明
古典現代語訳、ジャポニスムの和歌歌曲Waka−Liederから、村上春樹、世界文学、アイヌ文学者の自己構築、3・11後の方言訳啄木詩まで。池澤夏樹、坪井秀人、管啓次郎ら8人が、「翻訳と文学」をテーマに論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
池澤夏樹・坪井秀人・林圭介・佐藤美希・内山明子・邵丹・管啓次郎執筆。古典現代日本語訳からひらかれる文芸論の地平。20世紀モダニズム/ジャポニスムの時代ストラヴィンスキーと山田耕筰が、同期的にしかし逆方向で創作した〈和歌歌曲〉Waka-Lieder。翻訳版イラストを取り込み世界文学へリライティングしていく村上春樹的転回。世界文学全集の非西洋。探偵小説の移植と森下雨村。ヴォネガットSF受容の変遷。居ながらにして他者化されるアイヌ文学者の自己構築。東日本大震災後の気仙方言訳啄木あるいはロルカがまざまざと浮かび上がらせる詩の集合性・共同性。
「翻訳は再創造である。いわば一家をあげての長距離の移住。馬車に家財をすべて積んで大平原を進む。途中で失われるものも多いが新天地に着いたらそこで新しい繁栄の日々が始まる」(池澤夏樹)
「抒情詩が、歴史的状況を翻訳するのだ」(管啓次郎)
「文学と翻訳」は決してありきたりのテーマ設定でないどころか、文学において翻訳の探究の厚い蓄積がある日本で、これほどにも可能性に満ちている。刺戟的な全8篇。【商品解説】
目次
- はしがき
- 編纂・翻訳・創作――文芸論の序説のためのメモ 池澤夏樹
- ジャポニスム/モダニズムの交差点としての〈和歌歌曲〉──和歌翻訳そしてストラヴィンスキー、山田耕筰らの音楽創作 坪井秀人
- はじめに──〈事件〉としての『春の祭典』
- 1 山田耕筰の〈融合芸術〉
- 2 山田耕筰『幽韻』
- 3 ストラヴィンスキー『三つの日本の抒情詩』
- 4 詩歌におけるジャポニスム
収録作品一覧
編纂・翻訳・創作 | 池澤夏樹 著 | 9−26 |
---|---|---|
ジャポニスム/モダニズムの交差点としての〈和歌歌曲〉 | 坪井秀人 著 | 27−84 |
五つの「ぼく」たち | 林圭介 著 | 85−116 |
著者紹介
佐藤=ロスベアグ・ナナ
- 略歴
- 〈佐藤=ロスベアグ・ナナ〉立命館大学大学院先端総合学術研究科博士課程修了。学術博士。University of London言語文化学部学部長。著書に「文化を翻訳する」「学問としての翻訳」など。
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