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紙の本
大衆食堂に行こう (だいわ文庫)
著者 東海林 さだお (著)
安くて、うまくて、人情があり、物語もある…。「大衆食堂」は、いつだって僕らの味方だ! 定食屋から、チェーン店、立ち食いそば屋まで、外食の楽しみを探求し、笑いと共に書き連ね...
大衆食堂に行こう (だいわ文庫)
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商品説明
安くて、うまくて、人情があり、物語もある…。「大衆食堂」は、いつだって僕らの味方だ! 定食屋から、チェーン店、立ち食いそば屋まで、外食の楽しみを探求し、笑いと共に書き連ねたエッセイ集。【「TRC MARC」の商品解説】
東海林さだお氏のこれまでのエッセイ作品の中から、
「大衆食堂」をテーマにした選りすぐりのエッセイを1冊にまとめました。
新型コロナの影響で飲食店が大打撃を受けるこんな時代だからこそ、
外食の楽しさを再認識しよう!
懐かしの大衆食堂から、チェーン店まで、
庶民的な店のおいしさ、楽しさが詰めこみました。【商品解説】
東海林さだお氏のこれまでのエッセイ作品の中から、「外食」をテーマにした選りすぐりのエッセイを1冊にまとめました。【本の内容】
目次
- 1章 ニッポンの昼食
- 午後の定食屋/“正午の月給取”/ホット一息昼休み/午後一時五分前のエレベーター/セットメニューの騒ぎ/食味評論
- 2章 偏愛メニュー
- わが愛するレバーよ/天丼屋のオバチャンは……/懐かしやスパゲティ・ナポリタン/ヨシギュウ一年ぶり/カツカレーの誘惑/幸せの黄色い親子丼/レストランのイモコロッケ/「カツ牛カレー丼」はあるか?/かき揚げ丼の後悔症候群
- 対談 正しい定食屋のあり方 東海林さだお×今 柊二
- 3章 食べ方の流儀
- 人それぞれの儀式/その人の流儀/その人の流儀 そのⅡ/フロイトが食べる
著者紹介
東海林 さだお
- 略歴
- 1937年、東京都生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田文学露文科中退。70年『タンマ君』『新漫画文学全集』で文藝春秋漫画賞、95年『ブタの丸かじり』で講談社エッセイ賞、97年菊池寛賞受賞。2000年紫綬褒章受章。01年『アサッテ君』で日本漫画家協会賞大賞受賞。11年旭日小綬章受章。
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そうだ、大衆食堂、行こう
2021/10/14 16:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画家東海林さだおさんといえば、食のエッセイの第一人者としても有名だ。
その代表作である「丸かじり」シリーズ(雑誌掲載時には「あれも食いたいこれも食いたい」というタイトル)だけでなく、こちらも「オール讀物」で長期連載中の「男の分別学」でも食に関する話題が多くある。
だから、食であればどういう切り口であれ、愉快で楽しいアンソロジーが組めてしまう。
この文庫は、「大衆食堂」という視点でまとめたもの。
さすがに「大衆食堂」というだけあって、定食、麺類、カレーライス、かつ丼なんでもありの、満腹メニューになっている。
東海林さだお学説(?)によれば、大衆食堂の最大の特徴は、「店頭の看板に、大きく、堂々と、悪びれずに「大衆食堂」と大書」していることだという。
さらには定食だけでなく、メニューが豊富な点もあげていい。
あるいは、店舗の内装。テーブルはデコラ、ないしはビニールクロス。イスは鉄パイプビニール張り。しかも、色はグリーンか紺。もうこれだけで、頭に浮かぶ、愛すべき「大衆食堂」。
働く人にも条件がある。
まず、主人。無愛想。多少の偏屈。服装はTシャツに前掛け。
できれば、出てくる水はプラスチックのコップでお願いしたい。
こういう「大衆食堂」だから、笑いあり涙ありボヤキあり感謝ありの世界が生まれる。
でも、さすがにこういう食堂は今や絶滅種になってしまっている。
そのうち東海林さだおさんは、食の考古学者になってしまうかも。