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今のアフリカを知るならコレ
2021/09/13 15:22
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投稿者:MangaDaisuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国や東南アジアについての本は沢山ありますが、アフリカとなるとなかなかありませんでしたね。
アフリカ版ファクトフルネス。
自分の中でのイメージと、ファクトは全く違うのもでした。
コロナが明けたら是非、行ってみたいものです。
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図書館で。
今後の経済発展が見込まれるアフリカの話。
自分がいかに知らないのだなぁと実感。
54ヵ国、面積も距離も想像よりでかい。これは世界地図のバイアスかなぁ。そして若い。
80年代、90年代は政治的な不安定な部分もあり停滞したようだから2000年以降くらいから中国の進出などもあり急速に発展。今後も継続しそう。
貧富の差は大きいけど、中間層以上の数が厚めなのは中国と一緒なのかなぁ。
ただ、外部に依存してる部分も大きいってのはどこの国も同じと感じた。
世界は狭くなって相互に依存しあっている。
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<目次>
第1章 アフリカは想像以上に大きくて、若い~大きさ、若さ、人口
第2章 アフリカはどんどん豊かになっている~ビジネススケール
第3章 アフリカはかつて日本が経験した急成長期にある~ビジネスチャンス
第4章 アフリカは先端技術が日本より浸透している~イノベーション
第5章 アフリカは医療テック市場が世界で最も熱い~ベンチャー
第6章 アフリカは巨大市場になりつつある~グローバル企業
第7章 アフリカは日本企業がもったいない状況にある~日本企業
第8章 アフリカは国内格差がまだまだ大きい~経済、社会、暮らし
第9章 アフリカは驚くような巨大開発を行っている~インフラ開発
第10章 アフリカは4つの進出パターンで勝負する~アフリカ進出のヒント
<内容>
何かの本で、世界で一番進んでいるのは「アフリカ」である、と読んだ。この本でも出てくる先端技術分野、例えばスマホ、ネットバンクなどは、銀行とか道路とかそういう分野が未整備であるゆえに、「規制緩和」どころでなく、必要に迫られて進んだという感じだろう。でも、先進国、特に日本のような「既得権」を振りかざすロートル企業や官僚がいない分、どんどん進んでいくのだろう。むろん、その格差はすごい。ただこの本にも書かれているように、日本の1960~70年代のような”熱さ”を持って、経済活動が進んでいるようだ。そこに中等国の中国が、盛んに介入している。経済面もあるが、国際面(国連での支持を取り付けるだとか、中国の政治経済面のやり方が、資本主義先進国より正しいことを証明する場として)もあるようだ。日本が中国と面と向かって戦う必要はないが、アフリカに学ぶところは学び、日本が進出しやすいところは出て行ったほうが、日本もアフリカもWin-Winになるのではないか?と思う。
一方で、日本の学校教科書では、アフリカはめっちゃ「遅れた国(発展途上国)」として教えるが、それが正しいのか?この時代の進み方の中で、昔懐かしいことを「現代社会」や「地理」で教えていては、さらに日本は世界で周回遅れになりそうな気がするのだが…(そうでない先生が多いと願う)。
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キャッシュレス決済、輸血用血液バッグを運ぶドローン、東アフリカ主要国の首都を結ぶ高速鉄道、等々。急速に発展する、アフリカの今を紹介する。
第1章 アフリカは想像以上に大きくて、若い
第2章 アフリカはどんどん豊かになっている
第3章 アフリカはかつて日本が経験した急成長期にある
第4章 アフリカは先端技術が日本より浸透している
第5章 アフリカは医療テック市場が世界で最も熱い
第6章 アフリカは巨大市場になりつつある
第7章 アフリカは日本企業がもったいない状況にある
第8章 アフリカは国内格差がまだまだ大きい
第9章 アフリカは驚くような巨大開発を行っている
第10章 アフリカは4つの進出パターンで勝負する
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14億人を抱えるアフリカは、今 中国の餌食になりつつある。一路一帯政策と債務漬けである。「民主的資本主義」のアメリカを牽制し、次世代は「IT型全体国家主義」の中国の時代と叫んでいる。もし アフリカが中国の手に落ちれば、世界人口の30%が中華帝国に含まれる。
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日本の当たり前は当たり前じゃないことがよくわかる本です。
というか多くの日本人が描いている「日本の普通」も実態が伴っているかというと甚だ疑問です。
私が多くのチャージ系やQRコード決済などに興味を示さない理由がわかりました。
だから主にSuicaとクレカがあればいいと思っていたんだ。笑
個人間のやりとりが多い人はLINEpayがあると便利かもと思うくらいで。
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アフリカは赤道直下でも標高が高ければすごしやすい。ルワンダの首都キガリ、ケニアの首都ナイロビなど。一年中夏の軽井沢状態。
アフリカの人口は若い。人口ボーナスの可能性と社会不安の可能性。
生産人口は、インドが2040年にピークを迎える。その後アフリカのピークが長く続く。
マサイ族もスマホを全員使っている。
電気がなくても、充電ショップで充電できる。
アフリカは第2次産業がなかなか立ち上がらない。エチオピアは、縫製業が立ち上がりつつある。
中国ゼネコンが活躍している
一人当たりGDPが1000ドルを超えると公団住宅ができ始める。国と首都とで分けて考える。首都で考える。
1000ドルを超えると公団、高速道路などインフラができる。3000ドルを超えると外食元年。1万ドルを超えると消費文化が盛り上がる。
貸出金利が高いと中小企業が育たない。
M-PESA=通話料が通貨のように使える。ケニア。ホームレスにも空き缶にコインではなく、M-PESAで寄付する。送金や預金も行える。ローンを組める。
日本でチャージしたお金を引き出せないのは、資金決済法の規制があるから。
アフリカでは、多くの国で国民総背番号がある。これですべてが紐づいている。
AI診断(ルワンダ)病院が少ない。日本でやったら外来診療がなくなって大騒ぎになる。アフリカならできる。
ドローンで血液を運搬する。ドローンの頭脳は飛ばすほど、賢くなる。
tiktokはアフィリエイトができるので人気になった。中国のマーケッティングはこれが主流になっている。中国ではトヨタも資生堂もテレビ広告をやらない。
口コミが動画になったものがtiktok。
既得権益者がいないとイノベーションが起きる。
ドローン物流、スマホ国際送金、uber型物流、遠隔医療、など。
医療保険は不正受給があるためにうまくいかなかった。病院にお金を支払うことで防いだ。
日本の電子カルテは売り切り。西アフリカでは、サブスクリプションモデル。
アメリカでは無料にして、医療データを利用して製薬会社に売った。
検査専門センターでは、MRI/CTを日本の5倍使う。
アフリカでは当たり前のことを当たり前にやる、ことから始める。
40年前は今の3倍の日本人がアフリカにいた。バブルの崩壊で減った。
日本の中古車を前金で輸入する会社がある。アフリカでは前金が前提。
モータリアのタコ。アフリカではタコは食べない。
腐敗の程度は国によってまちまち。
UBERのおかげでタクシーは安心になった。
ルワンダは比較的安心。
アフリカの大都市は、カイロ、ナイロビ、ラゴス、ヨハネスブルグ。
これからの都市は、アディスアベバ、ダルエスサラーム、キガリ、ガーナなど。
中国は中国型の経済モデルを輸出しようとしている。
中国モデルのほうが優れている。今の若い中国人もそう感じている。中華思想は全員が当然のように持っている。
アフリカでは先進国に当たり前にあるものがまだまだない。日本の強みは過去の成功例を持��ていること。
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この本は令和3年11月末に読み終わっていた本で年末の大掃除で部屋の隅っこから発掘された本です。レビューを書きたいなと思いつつGWを迎えることになってしましました。
この本は現在のアフリカの経済が加速的に発展していることを述べています。先進国が歩んできたものを数段すっ飛ばして、一気にスマホを活用した経済活動を展開しているようです。生きている間に実際にアフリカにいく機会はないかもしれませんが、バーチャル旅行でその魅力を味わうことができればなと思いました。
以下は気になったポイントです。
・アフリカはいま、加速度的に発展を遂げている、10年前のインドにそっくりである(p19)
・日本の中位年齢(2040)が54歳なのに対して、ナイジェリアは20歳、ケニアは25歳、南アフリカで31歳程度、2019年で約13億人の人口が2050年にはナイジェリアでは現在2億人の人口が4億人になる(p41)
・生産年齢人口比率のピークを迎えるのは、中国が2010年、インド・中東が2040年、アフリカは2090年あたり(p47)
・100年ほど前(大正から昭和初期)の日本の電化率は50%程度であった、アフリカ全体で見れば農村部は6割程度、かつての日本と違うのはアフリカの成人はみんなケータイ、スマホをすでに持っている(p51)
・ケニアの妊産婦死亡数は、100年前の日本と同じ、最大の要因は妊婦さんが病院ではなく自宅で出産することが多い(p69)
・一人当たりのGDPが1000ドルを超えたのは日本では1966年頃、中所得者向けの公団住宅が整備され始める、3000ドルを超えた1972年頃は大型ショッピングモールができる、次のポイントが1万ドル、日本では1980年辺りで、消費文化が多様化し海外旅行も増える(p81)
・チャージした通話料を他の人にも送れて現金に払い戻せるのが、M-PESAの特徴である(p99)さらには預金もでき、与信がつけばローンを組むことができる(p101)銀行口座もいらない、送金・決済・預金・ローンを振るバンキングサービスというが、ケニアではそれが実現されている(p103)アフリカではレガシー(既存インフラ、既得権益者・岩盤規制)が少ないため、先進技術が一足飛びに広く浸透する(p104)
・日本では2019年にテレビ広告市場が1.5兆円とネットに逆転されたが、中国ではテレビ広告はネットの3分の1となった、中国でのCMは、お年寄りや自治体の旅行宣伝広告ばかり(p116)
・ナイジェリア人の総合者が率いる、Kobo360は、運行記録・運行状況・最適ルートのしじ・資金回収・ドライバー管理を全てプラットフォームでやる、1年程度で約1万社が登録した、日本では40年かかったことを1年間で成し遂げた(p123)
・南アフリカ、エジプト、リビア、チュニジア、モロッコ、アルジェリアの北部を除くと、大部分を中古車が占める国がほとんどである(p182)
2022年5月2日作成
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我々がほとんど情報を持っていないアフリカのことを分かりやすく説明してくれる。キャッシュレス、バンキング、遠隔医療、電気はなくとも皆スマホは持っている、当たり前だと思っていたものが無い、既得権益や規制で縛られていないので無限の可能性ある、中国に多額の借金、M-PESA、3000ドル、10000ドルラインの経済の変化、しかし彼らは貧しくても不幸せではない、人の幸せはお金では測れない、国が成長するためには政治的リーダーシップ必要等知らないことを理解出来た。ケニアには是非行ってみたい。
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元々何をきっかけに読もうと思ったか忘れてしまったけど(図書館の予約待ちが長く)、アフリカの力強さを知ることが出来てワクワクした。
社会人になって何度か訪れる機会はあったのに色んな理由で実現しなかったことを少し悔やんだ。けどコロナ落ち着いたらまたいくらでも機会はあるから次こそ逃さないぞ。
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どこかでちらほら見聞きした情報も多いが、現在のアフリカを分かりやすくまとめてくれている。行ってみたくなったし仕事してみたくなる。
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読了してポイントとと感じたこと
・「アフリカ」といっても特に発展してる4地域で見ると解像感がグッと変わった
・LEAPFLOG(インフラがないからこそ一足飛びに先端技術が浸透すること) が理解できた
→アフリカ事情(電気来てない、銀行口座持てない)×先端技術による解決が目からウロコ。M-PESA、M-KOPA、保冷剤付き冷蔵庫
・日本の発展史と付き合わせると、年収レベルで何を求めるわかる。3000ドル超えると新車・ショッピングモール、1万ドルで海外旅行
・中国アメリカインド韓国の存在感。規制がないからドローン飛ばし放題で最先端の社会実験場
・アフリカの自然。ケニアは高原、一年中夏の軽井沢。「人類発祥の地」から得られる力は体感してみたい
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すごく面白かった。
アフリカ経済が想像以上に進んでいたことや、気温が日本の避暑地みたいな所で住みやすいなど、イメージしていた印象をいい意味で裏切られた。
まだ、欧米や日本のような技術が入っていないことから、既得権益者も少なく、結果として最先端の技術が入りやすいリープフロッグイノベーションが起きやすい環境。
こらから人口も増える中で、
近い将来、世界の中心はアフリカに変わっていくという印象をもてた。
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アフリカがとても有望な市場であることがよくわかった。それなのに日本人はほとんど出かけていない。その代わりに中国人と韓国人が大量に進出している。
日本は少子高齢化だから経済が停滞しているのではない。意欲がないのだ。どんなに有望な市場を目の前にしても、情熱がわかないのだ。
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flierの紹介で興味持ち購入。 アフリカの今を知るという点で、大変面白く読んだ。
今のアフリカが、1960〜70年代の日本と重なる部分が多いこと、一方でスマートフォンなどの技術的進化に伴い、一足飛びに発展している部分もあることなどは自分も全然認識の無い世界だった。
今後は、アフリカの動向をもう少し意識していきたいと感じさせてくれる、一冊だった。