莉緒と古い鏡の魔法

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魔法を通した、心がテーマのお話。
キャラクターがみんな本物っぽくて親近感がもてる。やりとりがとても楽しい。子どものお気に入りは何故か竹森くん。
よいものだったはずの気持ちや願いが、ふとしたことで歪んでしまうというのもリアル。そこで莉緒が他人や自分の気持ちと向き合っていく様子がまっすぐでいい。読んだ我が子も、いろいろ考えた様子。
しっかりしたテーマだし、アンティークや鏡やその他で、子どもはわくわく読んだ。
一番大切な鏡の魔法は、魔力を使ったものではないのもいいな。

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主人公の莉緒については、すごくスッキリとした読後感。
お話もとても面白かったし、魔法もワクワク、現実味があると言うか、感情移入しやすく、同じ年頃の小学校高学年～中学生の女の子にはとてもいい読み物。
ただ、個人的には、廉のこともっと書いて欲しかった～！どうしてそこに？！これからは…？！気になる……！！
続きがあったりするのかしら。。。

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読書感想文用に買いました。わたしも面白かった！感情移入しやすいし、魔法以外は現実にありそう。
感想文はすぐ書けたようです。

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大人しくて思ったことがなかなか言えない、クラスでも影が薄くて、いじめられはしないけど、仲のいい友達もいない。そんな主人公が、ある日、アンティークの鏡から出てきた不思議な青年と出会い、少しずつ自分を変えていく。
主人公が一生懸命勇気を出すところや、前向きに自分を変えていく姿勢に好感がもてる。
子供向けの話なので突っ込みたい部分は山のようにあるが、まぁおもしろかったw

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子どもの同書感想文のために買った本を自分でも読んでみたがかなり面白かった。自分を押し殺してその結果を人のせいにするのではなく、しっかりと自分の意見を言うこと。

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どっちでも良い、自分では言いがちな言葉でも、莉緒みたいに周りの人に言われたら辛いなぁ。言ってもしょうがない、相手を困らせる、否定されるのが怖い…全部自分が感じたことのある気持ちで、莉緒の気持ちがとてもわかった。自分の意見を持っていることと言えることは別なんだよね。
変わっていこうとする莉緒はかっこいいなと思った。鏡の魔法、チャームの力などなど、不思議な世界の面もあったけど、読みやすくておもしろかった。

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引っ込み思案で内気で大人しく、繊細で誰とも屈託なく付き合えない、そんな自分を好きになれない莉緒は子供時代の私と正反対なのだけど、不思議と気持ちはよくわかる気がしました。
アンティークショップ、不思議な青年、逃げ出した魔法を集めるなど、ファンタジー要素は強いけど、12歳の女の子が自分と向き合い、人と向き合い、成長していく物語です。
文章もきれいだし読みやすいし、この作家さんの本をもっと読みたいと思うけど、どうやら児童文学賞受賞作で、作者さんは物書き業の方ではなかったようですね。
今はどうなんでしょ。