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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2021/04/15
  • 出版社: 集広舎
  • サイズ:22cm/218p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-86735-004-1

紙の本

抵抗の詩学 鄭烱明詩集

著者 鄭 烱明 (著),澤井 律之 (訳)

ぼくは疲れ果てていた でも不安定で 悲惨なこの世界で 眠ってはいられない(「子守歌」より) 台湾の過去と現在、そして世界を、透徹した知性が直視する。台湾の現実社会に関り続...

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抵抗の詩学 鄭烱明詩集

税込 2,970 27pt

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商品説明

ぼくは疲れ果てていた でも不安定で 悲惨なこの世界で 眠ってはいられない(「子守歌」より) 台湾の過去と現在、そして世界を、透徹した知性が直視する。台湾の現実社会に関り続けて来た鄭烱明の自選アンソロジー。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

帰途 13−26
悲劇の想像 27−50
芋の歌 51−80

著者紹介

鄭 烱明

略歴
〈鄭烱明〉1948年台湾生まれ。元医師。

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紙の本

台湾の「芋っ子」の心の叫び

2021/05/27 08:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この詩集を手にし、はたして、どれほどの日本人が、鄭燗明の心の叫びを聞き取る事ができるだろうか。現代の日本人からすれば、温暖で豊かな島国台湾と見ている。その台湾の詩人が発する過激な言葉に、正直、困惑するのではないか。
比喩(メタファー)思考は科学の母といわれる。事実を正面から受け取る際、何かに例えると伝達がしやすく、理解度も高まる。そこから新しい発見が生まれるからだ。詩も比喩によって、言葉に秘められた事実から新しい発見があるはずだ。しかし、その前提として、鄭燗明が体験した台湾での歴史を知識として持っていなければ、言葉の裏に隠された真実は見つからない。
昭和20年(1945)、日本は連合国軍に敗退した。ここから、大陸での中華民国国民党軍、共産党軍の主導権争いの内戦に発展した。追い詰められた国民党軍は、かつての日本の植民地であった台湾に逃げ込み、国民党軍の政府を置いた。更に、大陸からの共産党軍の侵攻を防ぐために、台湾全島に戒厳令を敷き、共産党スパイ摘発に躍起となった。無辜の台湾の民が、どれほど、犠牲になったかは計り知れない。同時に、戒厳令下、言論も厳しく統制された。そもそも、なぜ、医師でもある著者が詩という形態、体裁を取らなければならなかったかといえば、戒厳令による言論弾圧があったからだ。小説、ノンフィクション、エッセイで、様々な表現手段が認められるのは現代日本だけである。この言論弾圧下、いかにして民衆に真実を伝えるかを考える時、残された手段は「詩」であった。
もともと台湾に生まれ育った台湾人にとって、国民党軍が戒厳令を敷いたことは迷惑この上ないことだった。かつて、犬と呼んだ為政者の日本人が居なくなったと思ったら、国民党の豚がやってきた。豚はあたりかまわず、台湾の芋畑を食い荒らした。台湾は、その形がサツマイモに似ていることから、芋と呼ばれる。翻って、台湾人は自身の事を芋と呼ぶ。これは、豚には意味が分からない隠語でもある。その歴史を知れば、この台湾が、いかに苦難の果てに勝ち取った民主化であるかが理解できるだろう。
本詩集は1971年から2018年まで、8つの章に分けられているが、中でも第3章の「芋の歌」は詩人鄭燗明の心の叫びそのものである。凄まじい弾圧を体験してきた者だけに分かる詩だ。民主化を勝ち取った台湾の「芋っ子」にとって、綴られた詩の数々は、検閲を逃れるための術の結晶であり、記録である。
この詩集から何を読み取るか。何を、私たち日本人に警告しているのか、気づいて欲しい。

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