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紙の本
マイケル・ジェンセンとアメリカ中産階級の解体 エージェンシー理論の光と影
著者 ニコラス・レマン (著),藪下 史郎 (訳),川島 睦保 (訳)
金融の時代からネットワーク資本主義へと向かうアメリカ社会の変容を活写。マイケル・ジェンセンをはじめとする、時代を象徴する3人の学者・事業家とそのアイデアからアメリカ資本主...
マイケル・ジェンセンとアメリカ中産階級の解体 エージェンシー理論の光と影
マイケル・ジェンセンとアメリカ中産階級の解体
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商品説明
金融の時代からネットワーク資本主義へと向かうアメリカ社会の変容を活写。マイケル・ジェンセンをはじめとする、時代を象徴する3人の学者・事業家とそのアイデアからアメリカ資本主義の変質を描いたノンフィクション。【「TRC MARC」の商品解説】
ポール・ローマー(2018年ノーベル経済学賞受賞)激賞!
「もっとも大きなダメージをもたらしたのは、金融部門の規制緩和で、レマンは、この点を、20世紀後半にアメリカの金融部門を再構築するのに一役買ったエコノミスト、マイケル・ジェンセンのキャリアを描いた著書で明らかにしている」(フォーリン・アフェアーズ・リポート2020NO.5)
経済は思想で動く。アメリカの資本主義は、GM,GEなどの大企業と連邦政府が渡り合う「組織の時代」から、モルガン・スタンレーなどウォール街の投資銀行が牽引する「取引の時代」、リーマン・ショックを挟んで、シリコンバレーに拠点を持つネット企業による「ネットワークの時代」へと発展してきた。
それぞれの時代には、その時代を特徴づけるアイデアを打ち出して、大きな影響を与えた人物がいる。
「組織の時代」は、企業の所有と経営の分離を唱えた『近代株式会社と私有財産』の共著者で経営学者のアドルフ・バーリ、「取引の時代」は、エージェンシー理論によって敵対的企業買収やレバレッジ経営、経営者への巨額報酬に理論的裏付けを与えた金融経済学者マイケル・ジェンセン、「ネットワークの時代」はLinkedIn創業者で「ブリッツスケーリング」を唱えたリード・ホフマンだ。
本書は、「取引の時代」を主導したハーバードビジネス・スクールの人気教授マイケル・ジェンセンのプリンシパル・エージェント理論とそれがいかに金融主導の経済につながったか、それが多くのアメリカ国民を巻き込んだリーマン・ショックをもたらしたかのストーリーを軸に、経済とそれを支える経済思想の関係を豊富なエピソードを交えて描いていく経済思想物語。【商品解説】
目次
- 序章 組織・取引・ネットワーク
- 第1章 組織人間
- 第2章 組織の時代
- 第3章 取引人間
- 第4章 取引の時代 勃興期
- 第5章 取引の時代 衰退期
- 第6章 ネットワーク人間
- 終章 利益者集団による多元主義
- 解説 企業、金融、組織 藪下史郎(早稲田大学名誉教授)
著者紹介
ニコラス・レマン
- 略歴
- 〈ニコラス・レマン〉1954年生まれ。ハーバード大学卒業。雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライター。コロンビア大学大学院ジャーナリズム学科の学科長も務めた。著書に「ビッグ・テスト」など。
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