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紙の本
困難な現場を生き抜く!やんちゃな子がいるクラスのまとめかた
著者 野中 信行 (著)
教室を飛び出してしまう、低学年をいじめるなどのやんちゃな子も、教師の対応次第で行動が大きく変わる。子供の気持ちに共感する・良いところをほめる・必要な場面できちんと叱るなど...
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商品説明
教室を飛び出してしまう、低学年をいじめるなどのやんちゃな子も、教師の対応次第で行動が大きく変わる。子供の気持ちに共感する・良いところをほめる・必要な場面できちんと叱るなど、場面に応じた適切なふるまい方を紹介。【「TRC MARC」の商品解説】
この一冊で、クラスのやんちゃな子の対応方法がよくわかる!
クラスにこんな子はいませんか?
・すぐ教室を飛び出してしまう子
・低学年をいじめる子
・テストをやりたくないとだだをこねる子・・・
こうしたやんちゃな子も、教師の対応次第で、その後の行動が大きく変わる!
【著者コメント】
やんちゃな子たちへの対応がうまくいかなくて、疲れ果て、休職や辞職に追い込まれていく先生たちが増えています。本書は、困難な現場を生き抜く、その対処法を提起しています。
【目次】
第1章 やんちゃな子供を学級に包み込む
(1)やんちゃ7人衆との出会い ~4年生クラスでの実践~
(2)やんちゃA君(LD児)を包み込む実践
(3)やんちゃB君を包み込む実践
(4)高学年女子への指導
(5)「包み込み法」の具体的手順
コラム 学校変貌論ノート1 非常事態が起きている(1)
第2章 まず教師と子供の関係は「言葉かけ」によってつくる
(1)やんちゃな子供との関係をつくる「言葉かけ」
(2)「叱り言葉」だけで関係をつくってはいけない
(3)「フリ―オチ―フォロー」で関係をつくる
(4)「ほめる」ことの見事さ~福山憲市先生の「ほめ点
(5)叱りの効果
(6)包み込み話法を実践する
(7)繰り返し話法で関係をつくる
(8)子供との関係をつくる「伝え方」の構成と言葉
コラム 学校変貌論ノート3 非常事態が起きている(2)
第3章 安心感を生み出す学級経営を考える!
(1)これまで提案してきた「学級づくり」
(2)これからの学級経営とは?
(3)なぜ学級経営なのか?
(4)学級を組織する ~学級づくり論①~
(5)教室の「空気」と「時間」を統率する ~学級づくり論②~
(6)なぜ勝負は1ヶ月なのか? ~学級づくりの具体化~
(7)いじめ指導の手立て p4
コラム 学校変貌論ノート3 先生たちが悲鳴を上げている
第4章 なぜ教師と子供の「関係づくり」が大切なのか?
(1)まず「教師と子供の関係づくり」という概念が必要
(2)「関係づくり」の基本は、縦糸・横糸張り
(3)「関係づくり」が壊れている
(4)学級崩壊の特徴を考える
(5)学級崩壊の筋道
コラム 学校変貌論ノート4 子供たちの変貌(1)
第5章 「日常授業」を改善する
(1)なぜ「日常授業」なのか?
(2)「日常授業」が学級崩壊を引き起こしている
(3)授業の構造を考える
(4)まず「おしゃべり授業」をやめる
(5)「味噌汁・ご飯」授業の提案
(6)学校全体で「味噌汁・ご飯」授業に取り組む ~大曲小の試み~
(7)テンポ良く小刻みに課題を提示 ~小刻み学習法の実践~
(8)算数学力向上メソッド法が低学力児を引き上げる!
コラム 学校変貌論ノート5 子供たちの変貌(2) 【商品解説】
目次
- 【目次】
- 第1章 やんちゃな子供を学級に包み込む
- (1)やんちゃ7人衆との出会い ~大変な4年生クラスでの実践~
- (2)やんちゃC君(LD児)を包み込む実践
- (3)やんちゃB君を包み込む実践
- (4)高学年女子への指導 ~トラブル解決の鉄則5ヵ条~
- (5)「包み込み法」の具体的な手順
- コラム 学校変貌論ノート① 非常事態が起こっている(1)
著者紹介
野中 信行
- 略歴
- 〈野中信行〉佐賀大学教育学部卒業。横浜市で37年間教師生活をおくり2008年定年退職。初任者指導アドバイザー。著書に「必ずクラスを立て直す教師の回復術!」など。
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やんちゃな子も「包み込む」学級づくり
2021/07/10 07:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kenta - この投稿者のレビュー一覧を見る
教員3年目です。「やんちゃな子」への指導に一生懸命になるほど、イライラして声を荒げることも多く、これでよいのかと悩んでいました。
「自分もやってしまっていた」「なるほど、実践してみよう」と思いながら、一気に読み切りました。何よりも、無計画で感情的な対応ではさらに悪化するだけで、意図的・計画的な教師の「作戦」が必要だと痛感しました。そのためには、先人の経験や今の学校現場で起きていることへの理解が必要です。本書では、やんちゃな子への言葉掛けや児童を叱る時のコツについて、具体的かつ豊富に書かれていると感じます。クラスにいる子どもの顔を思い浮かべながら、自分のこれまでの関わり方を反省しました…。頭ごなしに叱るのではなく、やんちゃな子供への戦略の引き出しを増やすことで、関わりに余裕をもち、これまで見えてこなかったその子のよさも見付けたいと思います。
また、個々のやんちゃな子への対応だけでなく、「学級づくり」や「学級の児童との関係づくり」「日常の授業づくり」についても、著者自らが実践して得たことをもとにして幅広く書かれており、何度も繰り返し読みたい1冊です!