国際貿易法入門 ──WTOとFTAの共存へ
著者 関根豪政
戦後すぐの「関税と貿易に関する一般協定(GATT)」で国際貿易法は確立し、世界貿易機関(WTO)が1995年に発足したが、近年ではWTOは弱体化し、自由貿易協定(FTA)...
国際貿易法入門 ──WTOとFTAの共存へ
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
戦後すぐの「関税と貿易に関する一般協定(GATT)」で国際貿易法は確立し、世界貿易機関(WTO)が1995年に発足したが、近年ではWTOは弱体化し、自由貿易協定(FTA)が増加している。そのことを踏まえて、日本が関与している主だったFTAとして、TPPや日EU・EPA、RCEP、日米貿易協定を詳しく解説。最後にWTOとFTAが共存する新時代の国際貿易体制を提示し、日本を取り巻く国際環境の変化を見すえつつ解説する。ビジネスにも役立つ国際貿易法入門。
目次
- はじめに──国際貿易法の内容とその現状/第1章 WTOとルール・メイキングの停滞/1 WTOの意義と貢献/WTOとは何か?/WTO協定の内容/WTOの五つの柱/2 WTOの主な規律/関税譲許/無差別原則/数量制限/一般的例外と安全保障例外/貿易救済制度/SPS協定とTBT協定/サービス貿易/知的財産権と貿易/政府調達/3 WTOにおけるルール・メイキングの停滞/ルール・メイキングの「場」/ルール・メイキングに携わる組織/ドーハ・ラウンド交渉の成果/ルール・メイキングの停滞要因(1)──意思決定方法/ルール・メイキングの停滞要因(2)──一括受諾方式/WTO協定の改正手続/ドーハ・ラウンド交渉の現状/4 WTOにおけるルール・メイキングの未来──有志国アプローチの増加/「有志国による交渉」アプローチ/サービス貿易──TiSAと国内規制/環境物品協定/電子商取引交渉/投資円滑化/中小企業/漁業補助金/WTOにおけるルール・メイキングの現状と今後/第2章 WTO紛争処理制度とその危機/1 WTO紛争処理制度とはなにか?/紛争処理手続の存在意義/紛争処理に関連する組織/紛争処理制度の性質論/2 パネル手続/協議開始からパネル設置まで/パネルによる検討/3 上級委員会/上級委の構成/上級委の任務/上級委手続の進行/上級委の利用状況と課題の表面化/4 勧告の履行/履行のための「妥当な期間」と履行確認パネル/勧告の不履行と対抗措置/履行確認手続と対抗措置の関係──シークエンシング問題/5 米国による上級委員の任命ブロックと上級委員会の機能不全/張委員再任拒否問題と新委員の任命拒絶/米国による上級委批判/上級委の改革案/上級委の停止とパネルへの影響 ほか
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む