- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/08/02
- 出版社: 山川出版社
- サイズ:20cm/387,9p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-634-15195-6
読割 50
紙の本
明治維新勝者のなかの敗者 堀内誠之進と明治初年の尊攘派
著者 遠矢 浩規 (著)
政府高官暗殺事件、士族反乱、西南戦争−。幕末維新の志士・堀内誠之進は、維新後に切り捨てられた多くの志士たちによる幾度もの政府転覆事件に深く関わった。堀内の生涯を追い、敗者...
明治維新勝者のなかの敗者 堀内誠之進と明治初年の尊攘派
明治維新 勝者の中の敗者 堀内誠之進と明治初年の尊攘派
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商品説明
政府高官暗殺事件、士族反乱、西南戦争−。幕末維新の志士・堀内誠之進は、維新後に切り捨てられた多くの志士たちによる幾度もの政府転覆事件に深く関わった。堀内の生涯を追い、敗者側から見た明治維新の側面に光をあてる。【「TRC MARC」の商品解説】
「堀内誠之進」という土佐藩出身の幕末維新の志士がいる。今日、その名はほとんど知られていないが(『日本人名大辞典』講談社には記載あり)、寺石正路『続土佐偉人伝』(1923)には、「誠之進三度謀反の企てにあづかり三度失敗して遂に獄中に憤死す其そ行、中道にあらずと雖も倔強の奇男子なりといふべし」と紹介されている。
この3度というのは「奇兵隊の反乱」(1870年)、「二卿事件」(1871年)、「西南戦争」(1877年)であり、いずれも攘夷を捨てた有司専制の新政府に対する決起行動で、堀内は首謀者またはオーガナイザーとして深くかかわった。
堀内の生涯には、徳川幕府を倒し新政府の樹立に功ありながらも維新後切り捨てられ、弾圧されていった幾多の「草莽の志士」「不平士族」たちの失望、憤激、悲劇が凝縮されており、そうした理想に敗れたものたちのなかにあって「征韓論」「西南戦争」「自由民権運動」と幅広くかかわった稀有な人物であるため、彼の生涯を追うことでそうした様々な敗者を具現化できるのではないかと考える。
【商品解説】
著者紹介
遠矢 浩規
- 略歴
- 〈遠矢浩規〉1963年東京生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了(国際関係論)。博士(法学)。早稲田政治経済学術院教授。著書に「利通暗殺」など。
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