引き合う運命の糸 α外科医の職場恋愛 （カクテルキス文庫）

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投稿者：yu　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

基本的に三人称一元視点ですが、それが徹底されていないせいで、「彼」という単語が攻めや別の登場人物のことを指すこともあれば、受けを指すこともあり、今書いてある「彼」が誰を指しているのか前後の文章から類推する必要がありました。
一行前までは、「自分」と書いてあるのに突然「彼」に変わり、そのすぐ一行後ろではまた「自分」に変わったり、同じページで「彼」が攻めを指したり受けを指したりしていて、本当に読みづらかった。
三人称一元視点の時の「彼」は基本的に受け以外、完全な地の文の時は受けを指しているんだと思いますが、なかなか難解でした。
その後、三人称一元視点が揺らいでいき、攻め視点になったりと、終始、今の文の主語が誰なのか確認する必要があります。
また、三点リーダーなどは複数個使うのが定石ですが、一つだけしか使っていなかったり（「……」ではなく、「…」だけ）、こういうのって担当さんとか何も注意しないでしょうか。
二次創作初心者の小説では散見されますが、商業でやられると、「？？？」となってしまいます。
改行ミスや脱字もあり、本当にきちんとチェックして出版されたのか終始首を捻りながら読み進める羽目になりました。
内容ですが、アルファの攻めがオメガの受けの同意もなくほぼレイプ同然に犯します。
受けが元々攻めに好意を持っていたこと、オメガで抗えないこともあって酷いレイプシーンではありませんが、冒頭から攻めが受けを嫌っていて失礼な態度や言葉を投げかけていた後にそういうシーンが来たので、攻めに悪印象しか持てませんでした。
一度抱いたあとも自分勝手な言動でしたし、胸糞悪い言葉を何度も投げつけていましたし。
それを凌駕して余りあるほどの確変シーンはそれ以降なかったので残念。
互いに惹き合うタイプのアルファとオメガであることは折に触れて書かれていましたが、攻めが受けのどこに惹かれたのか、仮に惹かれていたとして相手の尊厳を踏み躙るような言動をどうして何度も繰り返してしまうのか、また、受けも攻めに酷い扱いをされてどうして許してしまうのか、お互い気持ちを寄り添わせていく過程もよく分からず、当て馬として登場していたキャラも特に働きもせず。
とりあえず攻めの魅力が何一つ分からないまま尻切れトンボ気味に話が終わってしまいました。

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投稿者：M★　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

義月先生のお決まりは、
とんでもなく酷い攻に、翻弄される健気受・・で、甘々ハピエン。

そして、欠点は、第三人称が曖昧で、誰を指すのか読み手が理解しにくい。
・・これは、編集者がしっかりしていれば、校正されるんじゃないかと思うけど、この作品にも誤字、脱字、怪しい人称があった。

今作の攻は、意地悪とか痛い攻ではなくて、本当は尽くすタイプの良い人。
自分の恋心に気付かない受に、嫉妬をする。
中々通じなくて、空振り。

貧乏暮らしが長い主人公。
αと番いたいΩの実母の借金を返済している。
自己評価が低くて、自分に好意を向けられている事に気付けない。

受が鈍感すぎる設定で、焦らして話を長くしている感が否めなかった。
義月先生は、全く架空世界の昔話風のファンタジーが楽しめる。
これはｲﾏｲﾁ。

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投稿者：雪　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

義月さんの話がほとんどそーゆーパターンが、もう慣れてる（笑
他作に比べて十分にスウィートです。

標準医療と民間診療のディスクールは読み甲斐がある。