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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/10/26
- 出版社: 鳥影社
- サイズ:22cm/1143p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86265-917-0
- 国内送料無料
紙の本
リヒテンベルクの手帖 1
著者 ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク (著),吉用 宣二 (訳)
「リヒテンベルクの図形」で知られる18世紀最大の“知の巨人”リヒテンベルクが記した「手帖」。全科百般を論じ、自分の内面をも観察した、人間的魅力あふれる記録の全訳。1はノー...
リヒテンベルクの手帖 1
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商品説明
「リヒテンベルクの図形」で知られる18世紀最大の“知の巨人”リヒテンベルクが記した「手帖」。全科百般を論じ、自分の内面をも観察した、人間的魅力あふれる記録の全訳。1はノートA〜L、年表を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
18世紀最大の「知の巨人」が残した記録
本邦初となる全訳完全版
「リヒテンベルクの図形」で有名な自然科学者であり、啓蒙の思想家であった著者が、全科百般を論じ、恋愛や自分の内面(夢)をも観察し記録した、人間的魅力あふれる手帖の全容が、ここにはじめて明らかになる。
Ⅰ巻ではノートA〜L、年表を収録
「手帖」は18世紀後半のドイツ啓蒙主義の精神史的な記録となった。(中略)そうしてリヒテンベルクの思想は現代の啓蒙に寄与できるのだ。
(「訳者あとがき」より)【商品解説】
目次
- 目次:
- ノートA 1765-1770
- ノートB 1768-1771
- ノートC 1772-1773
- ノートD 1773-1775
- ノートE 1775-1776
- ノートF 1776-1779
- ノートJ 1789
- ノートK 1793-1799
- ノートL 1796-1799
著者紹介
ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク
- 略歴
- 〈ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク〉1742〜99年。ゲッティンゲン大学教授(物理学)。ドイツの啓蒙期の代表的学者の一人。
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翻訳が稚拙、おすすめしません
2022/06/15 11:35
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:世界の尻尾 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文意を理解していない逐語的な直訳、単語や科学的用語に関する無知、どこをとっても読み辛く、翻訳の質は最低である。参考のため、原文が同一であろう一節を抜粋して「リヒテンベルクの雑記帳」(作品社)と比較してみよう。
「リンネが動物界で行ったように、観念界においても『カオス』と呼べるような分類項目を作れるかもしれない。ここに分類されるのは、太陽のちりばめられた空間という計り知れない全体をともなった、万有引力や銀河についての大いなる思考というより、むしろ小さな微生物的観念群であるだろう。それは繊毛や鞭毛であらゆるものに付着し、そしてしばしばもっとも大いなる諸観念の精液の中に生息している。どんな人間も、静かに座していると、そういった百万もの観念が脳の中を通り過ぎていくのを目の当たりにするはずだ。」(作品社)
「リンネが動物の王国にしたように人は、理念の王国の中にも、人がカオスと名づける階級を作ることができるだろう。そこには普遍的な重力の大きな考え、計り知れない全体の太陽の粉を振りかけられた空間を持った恒星ー埃よりはむしろ、小さな繊毛虫(Infusion)ー理念が属している。これらの繊毛虫理念は小さな尾でもってすべてのものにくっつき、しばしばもっと大きな理念の種の中で生きる、そしてそれらの繊毛虫理念の数百万を人間は、彼が座っているならば、彼の頭を通して通過させるのである。」(鳥影社)
後者はどう見ても意味不明である。「全訳完全版」を謳っているが、理解不能なものはそもそも翻訳と呼ぶに値しない。謳い文句に釣られて本文を確認せずに購入したことを後悔している。