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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/01/15
- 出版社: 新曜社
- サイズ:20cm/399,5p 図版16p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7885-1751-6
- 国内送料無料
紙の本
廃墟からの歌声 原爆投下後の傷害調査にたずさわった遺伝学者の回想
戦後来日し、被爆児童の研究にたずさわったアメリカ原爆傷害調査委員会(ABCC)遺伝学部長がみた戦後初期の日本と庶民生活とは。日本の変貌と時代を超越した特性を鋭い観察眼で捉...
廃墟からの歌声 原爆投下後の傷害調査にたずさわった遺伝学者の回想
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商品説明
戦後来日し、被爆児童の研究にたずさわったアメリカ原爆傷害調査委員会(ABCC)遺伝学部長がみた戦後初期の日本と庶民生活とは。日本の変貌と時代を超越した特性を鋭い観察眼で捉えた回想録。【「TRC MARC」の商品解説】
アメリカ原爆障害調査委員会(ABCC)遺伝学部長として戦後来日し、被曝児童の研究に携わった著者がみた戦後初期の日本と庶民生活。日本の変貌と時代を超越した特性を鋭い観察眼で捉えた回想録。【商品解説】
著者紹介
ウィリアム・J.シャル
- 略歴
- 〈ウィリアム・J.シャル〉1922〜2017年。ミズーリ州生まれ。元テキサス大学健康科学センター人間遺伝学名誉教授。アメリカ原爆傷害調査委員会遺伝学部長、アメリカ人類遺伝学会会長等を歴任。
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貴重な記録だが、アメリカ人の視点
2022/03/08 11:14
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
原著は1990年にアメリカで出版されたものだそうだ。
原爆投下国のアメリカが広島につくった旧ABCCの遺伝部長が、被爆後間もない広島で過ごした時間を振り返った回想録。
原爆による遺伝的な影響を調べるのが、筆者の仕事だ。被爆の傷跡が生々しい時代に、被爆者から「治療しない研究所」と呼ばれたABCCの調査や研究について、アメリカ人の視点から、つづられている。
被爆者の反発のなかで実施した、7万人以上を対象にした新生児調査などについても詳しく、生々しい。
日本の人々や文化に向ける優しいまなざしや、原爆投下国の人間としての葛藤も伝わる一方、被害調査の徹底ぶりが伝わってくる。筆者はたぶんとてもいい人だったのだと思うが、やっぱりアメリカ人。超大国の白人男性の視点から、敗戦した国の被爆者を見つめている。
記録、資料としてはとても重要だと思うが、反発する被爆者はいるだろう。