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紙の本
人格の哲学 (講談社学術文庫)
著者 稲垣 良典 (著)
人格(ペルソナ)とは、自ら存在し、行為する唯一独自の主体であるだけでなく、他者との交わりにおいて自己を実現し、完成する主体である−。神学・哲学を渉猟し、真の人間理解を通し...
人格の哲学 (講談社学術文庫)
人格の哲学
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商品説明
人格(ペルソナ)とは、自ら存在し、行為する唯一独自の主体であるだけでなく、他者との交わりにおいて自己を実現し、完成する主体である−。神学・哲学を渉猟し、真の人間理解を通してあらゆる存在の価値の基礎づける。〔「人格《ペルソナ》の哲学」(創文社 2009年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
「人格(ペルソナ)」とは、単にかけがえのない個であるばかりでなく、他者との交わりにおいて存在し、自己を実現する主体である――。
古代以来の神学から現代の哲学までを渉猟。真の「人格」理解を通してあらゆる存在の価値の基礎づけと倫理の構築を目指す、著者畢生の書。
これを知らずして、「人間の尊厳」も「善」も語れない!
[本書の内容]
序論 人格(ペルソナ)について語ることの難しさ
第一章 個人から人格へ――人格の哲学をめざして
第二章 「世俗化」と「人格」概念
第三章 行為と人格
第四章 存在としての人格
第五章 人格の形成
第六章 人格(ペルソナ)の神学的考察
【商品解説】
目次
- 序論 人格(ペルソナ)について語ることの難しさ
- 第一章 個人から人格へ――人格の哲学をめざして
- 第二章 「世俗化」と「人格」概念
- 第三章 行為と人格
- 第四章 存在としての人格
- 第五章 人格の形成
- 第六章 人格(ペルソナ)の神学的考察
著者紹介
稲垣 良典
- 略歴
- 1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』の翻訳で第67回毎日出版文化賞,『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在(エッセ)」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。
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共通善とトマス
2022/06/22 16:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
徳とは人間本姓の究極的完成に向けて形成される第二の本姓であり幸福への道であるとか、人格概念考察にあたって神学的探究の長い歴史に目を向けることが重要であるといった考察を通して、人間が人間であることを学ぶ道筋をつける書。