- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2022/05/16
- 出版社: くろしお出版
- ISBN:978-4-87424-890-4
複数の言語で生きて死ぬ
著者 山本冴里
地球には7000もの言語がある。人は、社会や歴史と複雑に絡まりあう言語に束縛され、翻弄されながらも、また言語によって道を探り拓いてゆく。言語の境界に生きることをテーマに、...
複数の言語で生きて死ぬ
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商品説明
地球には7000もの言語がある。人は、社会や歴史と複雑に絡まりあう言語に束縛され、翻弄されながらも、また言語によって道を探り拓いてゆく。言語の境界に生きることをテーマに、人間の生と死についてその想いや出来事を描く。
■本書帯より
地球には7000もの言語があって、複数の言語を使う人がたくさんいる。境界に生きることには時に困難が伴うけれど、一つの言語に囚われないことで、視界が広がっていく。そこからは、他者とともによりよく生きていくためのヒントが見つかるだろう。
■「まえがき」より
地球上には、7000ともいわれる数の言語があることをご存知でしたか。この本は、人間は生涯にわたってそうした言語を習いおぼえ、失い、常に複数の言語と関わりながら生きているという認識のうえに書かれています。複数の言語と絡みあう人間の生と死について、筆編者らを触発してやまない、記憶に残る人、資料、物語について語っていきます。
目次
- 第一章 夢を話せない:言語の数が減るということ
- 言語の数は変化する/失われていく言語/支配被支配の関係と言語シフト/後光のようなもの
- 第二章 夜のパピヨン:言語の数が増えるということ
- 言語を分けるもの/日本語というとまるで/夜のパピヨン/エスキーナでオニブスをペガして
- 第三章 移民と戦争の記憶:ことばが海を渡る
- プロローグ/海を渡った日本語/海外の日本語の水脈と戦争/海を渡る人々/戦争の時代の「わたし」/人間の共通性/虚像に隠された顔/過去を引き継ぐ者として/痛みにことばを与える/エピローグ
- 第四章 ペレヒルと言ってみろ:「隔てる」ものとしてのことば
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言語とは何かを考えさせられる
2023/10/01 15:31
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投稿者:ピョン吉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二言語学習に打ち込んだことがある人、2カ国以上の国や地域に住んだことのある人、希少な言語について興味のある人におすすめです。
日本は日本語というひとつの言語しか使わない国にいるためなかなか実感しにくい希少言語の消失や違う言語の混ざり合いなどそれによって引き起こされる文化の消滅、異文化のミックスなど目から鱗の話が載っています。
普段何気なく使っている言葉というものに対して見つめ直す機会をくれる作品でした。