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商品説明
永青文庫所蔵『絵入太平記』は、軍記物語『太平記』全40巻および「剣巻」1巻の各巻を二冊ずつに分けた全83冊(うち目録1冊)の奈良絵本である。
『太平記』の奈良絵本として最大のものであり、さらには各冊に10枚前後の挿絵があり、全体で800枚近い挿絵点数を誇る。
奈良絵本として最多であるのみならず、『太平記』のほとんどの章段について挿絵を持っており、『太平記』享受史においても類をみない規模の絵画資料である。
本書では、これまで未公開であった本書の稠密極彩色の美麗な挿絵の全点をフルカラー影印し公開。研究篇では、『太平記』の格段の梗概および挿絵の解説、主要版本との挿絵の対比を示した表を収載、さらには永青文庫蔵『絵入太平記』の歴史的位置づけを考察した解題を収めた。【商品解説】
目次
- 影印篇
- 序言 中根千絵
- 影印篇凡例
- 各巻収載章段目録
- 永青文庫所蔵『絵入太平記』 全挿絵影印 巻一~巻八十・剣巻(上・下)
- 研究篇
- 『太平記』梗概 附:「絵入太平記」挿絵簡注
- 解説 森田貴之
- 『絵入太平記』挿絵当該章段一覧表
著者紹介
中根千絵 編
- 略歴
- 中根千絵(なかね・ちえ)
1967年生まれ。愛知県立大学教授。博士(文学)。専門は中古・中世文学 説話文学。
著書に『いくさの物語と諧謔の文学史』(三弥井書店、2010年)、『武家の文物と源氏物語絵―尾張徳川家伝来品を起点として』(共編著、翰林書房、2012年)、論文に「霊巌寺の妙見菩薩―日本の星信仰」(『天空の神話学』アジア遊学121、2009年)などがある。
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