「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
皇女アルスルと角の王 (創元推理文庫)
著者 鈴森 琴 (著)
才能もなく人づきあいも苦手な皇帝の娘アルスルは、父親殺しの容疑で死刑を宣告されるが、美しき人外と出会い…。人よりも優れた能力をもつ獣、人外が跋扈する世界を舞台に、変わり者...
皇女アルスルと角の王 (創元推理文庫)
皇女アルスルと角の王
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
才能もなく人づきあいも苦手な皇帝の娘アルスルは、父親殺しの容疑で死刑を宣告されるが、美しき人外と出会い…。人よりも優れた能力をもつ獣、人外が跋扈する世界を舞台に、変わり者少女の成長を描く異世界ファンタジー。【「TRC MARC」の商品解説】
わたしは生きたい
皇帝殺しの無実の罪で死刑を宣告された
変わり者の皇女アルスルの闘いと成長の物語
特別な才能もなく人づきあいも苦手な皇帝の末娘アルスルは、いつも皆にがっかりされていた。ある日舞踏会に出席していた彼女の目前で、父が暗殺された。アルスルは皇帝殺しの容疑で捕まり、無実の訴えも空しく帝都の裁判で死刑を宣告される。一族の所領である城郭都市に護送されたアルスルを待っていたのは、鍵の城の城主リサシーブ……。
優れた能力をもつ獣、人外が跋扈する世界を舞台に、変わり者の少女の活躍を描くファンタジイ。【商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
できれば続きが読みたいくらい、魅力的な世界観
2022/11/02 17:05
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
劣等生扱いで両親から愛されず自信を持つことができなかった少女が、それでも愛し、信じてやがて英雄に至る物語。
知恵のあるイヌネコや、人外と呼ばれる害獣、そして特別な能力を得たそれら人外の王と世界観が独特で理解しがたかった部分もあるが、読み進める手が止まらないくらいに魅力的だった。
序盤から中盤は視点が切り替わることが多く、主人公アルスルがなかなか出てこないことにやきもきしたりもしたけど、彼女を中心に物語が動き始めてからはもう夢中で読んでしまった。
脇を固めるキャラも素敵で、彼女の保護者のようなポジションになった叔父バドニクスや彼の部下である研究者たち、それから親に愛されないアルスルが孤独にならずにすんでいた彼女の二人の姉たち、そして何よりも掴み所のない友リサシーブ。
手に汗握る戦闘シーンがなかったのが意外だが、それによって作品の魅力が損なわれることもなく、むしろこの作品にはこの形が合っていたとも思える。
綺麗に終わったようにも感じるけど、未来が気になる点もいくつか残り、できれば続きを読みたいと思わせる結末もまた上手いというか、ズルイ、ニクイ演出だなぁ。