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紙の本
越境する出雲学 浮かび上がるもうひとつの日本 (筑摩選書)
著者 岡本 雅享 (著)
「出雲」の名を冠した地名や神社が、列島各地に存在するのはなぜなのか。各地に広がる出雲信仰の足跡や伝承、郷土史を丹念に繙き、中央集権国家の観念にとらわれない、もうひとつの日...
越境する出雲学 浮かび上がるもうひとつの日本 (筑摩選書)
越境する出雲学 ――浮かび上がるもうひとつの日本
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商品説明
「出雲」の名を冠した地名や神社が、列島各地に存在するのはなぜなのか。各地に広がる出雲信仰の足跡や伝承、郷土史を丹念に繙き、中央集権国家の観念にとらわれない、もうひとつの日本の成り立ちを鮮やかに描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
古事記神話の4割余りを占める出雲には、この国の成り立ちを解く鍵がある。地名や神社、伝承や考古学的成果などから、列島各地の“出雲”を掘り起こしてきた筆者が、それらを結びつけていくことで浮かび上がる“もう一つの日本”を描き出す。 郷土と郷土の歴史を、時には国境をも越えて結びつけていくと、中央(国家)の視点で描かれてきた歴史とは異なる多様性、中央の下位的存在などではない地域の価値が浮かび上がる。地域を跨ぎ、地域をつなぐ出雲学の手法で、出雲から日本海沿岸を伝って越後で内陸に折れ、北関東へ至るルートなど、人の移動や文化伝播の流れを探究。中央―地方(周縁)という一元的な関係には収まらない、様々な地域と地域のつながりの中で多元的に醸成されてきた列島社会の基層、“別の鏡”に映し出された私たちのルーツ・自画像を可視化する。【商品解説】
目次
- 序 章 全国〝出雲〟再発見の旅1 出雲の中の古志――古代北陸からの移住を刻む地名2 日本の成り立ちに関わる出雲の謎3 地名や神社で掘り起こす隠れた列島史4 謎の神? ミホススミ――分断された日本海交流圏を結び直す鍵第1章 大和神話との矛盾から解く列島の出雲世界1 記紀神話における出雲の謎2 国を譲らない大国主――出雲神話で迫る史実3 『出雲国風土記』の世界観で見る列島古代史第2章 出雲を原郷とする人たちを探す鍵──地名や神社で辿る列島移住史1 出自を刻んだ地名や苗字2 人と共に移った神々3 神話・伝承と考古学の成果第3章 国引き神話と新羅・高志1 国引き神話の世界――北ツ海の交流と往来2 出雲から越前岬へ第4章 能登・越中・越後の出雲を追って1 外浦航路から邑知潟地溝帯へ――能登における出雲2 越中から佐渡・越後へ――出雲系熊野神社の道3 出雲地名が最も多い新潟県4 青潮の道が生み出した共通文化第5章 沿岸から内陸へ──越後から会津・北関東への道1 東山道・甲州街道説に戸惑う――出雲と諏訪の関係2 会津――古代出雲文化の北限3 越後から北関東への道4 北関東に広がる出雲世界第6章 瀬戸内と関門海峡を渡って1 四国北岸の伊予・讃岐と出雲――瀬戸内海の往来2 関門海峡をまわり瀬戸内・紀伊水道へ――周防の出雲神社と南紀の出雲崎3 北部九州に分布する出雲の形跡第7章 出雲と大和──畿内への道1 出雲の東西とヤマト2 大和国の出雲3 出雲の神や人が頻繁に往来する播磨4 出雲臣が集住した山城国の出雲郷5 若狭湾から山陰道へ――丹波の中の出雲終章 日本海交流の鍵=ミホススミに光を!1 見えなくなった? ミホススミ2 美保関の地主神3 珠洲岬に鎮座する須須の神4 出雲・能登以外でのミホススミの祭り5 信濃・越後でみられる諏訪神との同一神説6 地域を結んで浮かび上がるミホススミ像おわりにあとがき
著者紹介
岡本 雅享
- 略歴
- 〈岡本雅享〉1967年出雲市生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。福岡県立大学人間社会学部教授。専門は政治社会学・民族学。著書に「民族の創出」など。
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