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紙の本
終わりの風景 英語圏文学における終末表象
著者 辻 和彦 (編),平塚 博子 (編),岸野 英美 (編)
英語圏の文学作品において描かれる環境問題、自然災害、社会変動などのさまざまな終末表象に着目。ものごとの「終わり」を新たな可能性として捉え、読み解く10の論考を収録する。【...
終わりの風景 英語圏文学における終末表象
終わりの風景
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商品説明
英語圏の文学作品において描かれる環境問題、自然災害、社会変動などのさまざまな終末表象に着目。ものごとの「終わり」を新たな可能性として捉え、読み解く10の論考を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
文学作品において描かれる環境問題、自然災害、社会変動などの終末表象に着目し、「終わり」を新たな可能性として捉え、読み解く。【商品解説】
目次
- はじめに【辻和彦】
- 序章 リタ・ウォン作品にみる水の詩学―「借用された水」、「水の旅からの急報」、「グレゴワール湖のために」【岸野英美】
- 第1章 終末世界を救済するための小説のデザイン―カズオ・イシグロの内的持続の文学と『クララとお日さま』【田中ちはる】
- 第2章 コロナ禍の時代を生きる命と想像力―アリ・スミス『夏』における「終わりの風景」と希望の可能性【霜鳥慶邦】
- 第3章 家族の終わりとナクサライト―ジュンパ・ラヒリ『低地』とアルンダティ・ロイ『小さきものたちの神』をとおしてみる二つの「応答責任」【加瀬佳代子】
- 第4章 アジア系アメリカ文学における〈天災〉と〈人災〉―ヒサエ・ヤマモトとルース・オゼキの作品を中心に【松本ユキ】
- 第5章 「終わり」の見えない不安―イアン・マキューアンの『土曜日』試論【高橋路子】
- 第6章 ゾラ・ニール・ハーストンの『彼らの目は神を見ていた』における災害とレジリエンス【平塚博子】
- 第7章 荒野の王が見た風景―シェイクスピア悲劇『リア王』における飢饉、大嵐、疫病【高橋実紗子】
- 第8章 〈終わりの風景〉の向こう側―インドラ・シンハの『アニマルズ・ピープル』とボパール、水俣、太平洋核実験【小杉世】
収録作品一覧
リタ・ウォン作品にみる水の詩学 | 岸野英美 著 | 7−28 |
---|---|---|
終末世界を救済するための小説のデザイン | 田中ちはる 著 | 29−54 |
コロナ禍の時代を生きる命と想像力 | 霜鳥慶邦 著 | 55−77 |
著者紹介
辻 和彦
- 略歴
- 辻和彦(つじ・かずひこ) 近畿大学文芸学部教授
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