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商品説明
インフラ構造物の性能保証水準に目標をおいた、リスクベースの計画的維持管理「性能保証型インフラアセットマネジメント」の実現可能性と課題について、道路と道路橋を題材に解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
インフラを構成する構造物の性能は,インフラに求められる機能や役割さらにはそれがもつ社会的価値を保証するための前提条件に過ぎない。そのためインフラアセットマネジメントの最適解を得るためには,個々の構造物の物理的性能のみに着目するのではなく,本来の目的であるインフラそのものの機能や役割といったインフラ性能の保証水準に目標をおいたマネジメントを実現しなければならない。そのとき,道路ネットワークのようなインフラは,自然災害や老朽化のみならず巨大地震のような予測困難な事態に遭遇する可能性がある一方で,その機能の低下や喪失は大きな社会的影響をもたらす。そのため,インフラの性能保証を目標としたアセットマネジメントでは,対処の限界を認めたうえで社会合意の元で限界への対処が適切に行われなければならず,そこには自ずとリスクマネジメントの概念が取り入れられなければならないことになる。
本書では,このようなマネジメントを「性能保証型インフラアセットマネジメント」と名付け,道路と道路橋を題材として,その実現可能性と課題について俯瞰的整理がなされるとともに,その実現の鍵を握る構造物の整備水準や管理水準を制御する技術基準の性能規定化の方法とその意義について詳解される。
構造工学や設計技術,維持管理工学のみならず,インフラ技術基準論,リスク学,公共調達の原理,公共経済学など広範な分野の知見を備えることが望まれる性能保証型インフラアセットマネジメントの実践に関わる実務者や研究者,あるいはそれらを目指す学生にとっても必読の書である。【商品解説】
目次
- 1.はじめに(マネジメント対象としてのインフラの特徴)
- 1.1 インフラとは何か
- 1.1.1 インフラの概念と定義
- 1.1.2 インフラの公共的性質
- 1.2 インフラの成立と発展の経緯
- 1.2.1 インフラの成立(日本の道路インフラの歴史を例に)
- 1.2.2 近代以降の日本の道路
- 1.3 インフラを取り巻く状況の変化と影響
- 1.4 まとめ
- 引用・参考文献
著者紹介
玉越 隆史
- 略歴
- 〈玉越隆史〉大阪大学大学院修士課程修了(土木工学専攻)。博士(工学)(同大学)。国土交通省国土技術政策総合研究所勤務。
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