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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/12/09
- 出版社: 現代書館
- サイズ:20cm/141p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7684-5931-7
紙の本
花びらとその他の不穏な物語
現代メキシコを代表する女性作家グアダルーペ・ネッテルの短編集。まぶたに魅了されたカメラマンを描いた「眼瞼下垂」をはじめ、他人に言えない習慣や強烈なる思い込み、奇妙な癖を手...
花びらとその他の不穏な物語
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商品説明
現代メキシコを代表する女性作家グアダルーペ・ネッテルの短編集。まぶたに魅了されたカメラマンを描いた「眼瞼下垂」をはじめ、他人に言えない習慣や強烈なる思い込み、奇妙な癖を手放せない人々の物語を6編収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
「すべての人間はモンスターであり、人間を美しくしているのは、私たちのモンスター性、他人の目から隠そうとしている部分なのです」(グアダルーペ・ネッテル)
現代メキシコを代表する作家グアダルーペ・ネッテルの世界観全開の短編小説集。
まぶたの整形手術の術前・術後の写真撮影を仕事とする、まぶたに執着せずにいられない男(「眼瞼下垂」)。ほんのわずかなブラインドの隙間から通りを隔てた向こうに住む男性を覗き見ては妄想にふけることをやめられない女(「ブラインド越しに」)。自分をサボテンに同化させたうえに妻をつる植物に見立て、家庭崩壊に突き進む男(「盆栽」)。〈ほんものの孤独〉を探し求め、離島で一夏を過ごす少女(「桟橋の向こう側」)。女性トイレに「痕跡」を発見し、その主を探し求める男(「花びら」)。髪を抜く癖に取り憑かれ生活も精神も崩壊し、出口の見えない状態で病院で療養している女の手記(「ベゾアール石」)。
作品の舞台は、パリ、メキシコシティ、東京、ヨーロッパの架空都市。
他人には言えない習慣、強烈なる思い込み、密かな愉しみ、奇妙な癖を手放せない、あまりに個性的な人物が躍動します。
『赤い魚の夫婦』(2021年刊行)で一躍注目を集めたグアダルーペ・ネッテル。本作でも確かな筆致で読者を作品世界に引きずりこみます。【商品解説】
目次
- 眼瞼下垂
- ブラインド越しに
- 盆栽
- 桟橋の向こう側
- 花びら
- ベゾアール石
- 訳者あとがき
収録作品一覧
眼瞼下垂 | 9−22 | |
---|---|---|
ブラインド越しに | 23−29 | |
盆栽 | 31−56 |
著者紹介
グアダルーペ・ネッテル
- 略歴
- 〈グアダルーペ・ネッテル〉メキシコシティ生まれ。現代メキシコを代表する作家。「赤い魚の夫婦」でリベラ・デル・ドゥエロ国際短編小説賞を受賞。
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