- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/11/14
- 出版社: 山川出版社
- サイズ:21cm/285p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-634-15190-1
紙の本
ヒッタイトに魅せられて 考古学者に漫画家が質問!!
アナトリア(トルコ)の大地で未知の古代文明を発掘し続ける考古学者・大村幸弘に、漫画「天は赤い河のほとり」の作者・篠原千絵が質問! 大村の足跡とヒッタイト、ミタンニに関する...
ヒッタイトに魅せられて 考古学者に漫画家が質問!!
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商品説明
アナトリア(トルコ)の大地で未知の古代文明を発掘し続ける考古学者・大村幸弘に、漫画「天は赤い河のほとり」の作者・篠原千絵が質問! 大村の足跡とヒッタイト、ミタンニに関する考古学研究の秘話にせまる。【「TRC MARC」の商品解説】
西アジア考古学のパイオニアの一人で、トルコのカマン・カレホユック遺跡を40年近く掘り下げ、日本人の手による初めての「文化編年」(歴史のものさし)構築を目指す大村幸弘アナトリア考古学研究所所長。近年では世界最古の鉄と考えられる鉄塊を発見し、世界の鉄の歴史の常識を覆すかもしれない大発見ともいわれている。大村所長はなぜ考古学の道に入り、遠いトルコの大地へ向かったのか……。トルコでヒッタイトの遺跡に出会い、歴史系長編少女漫画の傑作として読み継がれる名作『天は赤い河のほとり』を生み出した漫画家の篠原千絵さんが今回は読者の「代表質問者」として、大村所長の半生だけでなく、研究対象であるヒッタイト帝国や「ヒッタイトと鉄」の謎、ミタンニ王国の謎にせまっていく。【商品解説】
著者紹介
大村 幸弘
- 略歴
- 〈大村幸弘〉岩手県生まれ。アナトリア考古学研究所所長。著書に「アナトリア発掘記」など。
〈篠原千絵〉神奈川県生まれ。漫画家。著書に「天は赤い河のほとり」など。
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紙の本
面白いしわかりやすい発掘の話
2023/07/17 14:15
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
トルコの古代帝国ヒッタイト、それからオスマン帝国を舞台とした漫画を描かれる篠原氏と、実際にトルコの遺跡を長年発掘している考古学者大村氏との対談をまとめた本。
前半は大村氏の来歴や現地での発掘について。
後半は篠原氏の疑問に応える形で、ヒッタイト帝国やミタンニ王国について解明されていることから、発掘中の遺跡から読み取れる推測まで。
「天河」は大好きな漫画の一つなので、とても興味深く読んだ。
考古学者の「遺跡は容易に応えてくれない」という経験則が面白い。
考古学者の発掘によってすぐに新事実が明らかになるわけではなく、多くの専門分野の研究者が分析をしてなお、未だに歴史は未解明というのは非常にロマンがある。
いろいろな新発見をした先人としてあげられるのが、フィールドを行っている考古学者じゃなくて言語学者だったりするのも面白い。
確かに古代文字を解明したり読み解くのは言語学者のが強いかも。
なぜヒッタイト帝国は河川の近くではなく山岳に都市を築いたのか。
ミタンニの首都はどこにあるのか。
私が死ぬまでに解明されたらいいなぁ。