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商品説明
ホックニーの表現の真意に迫る研究書。ホックニーが独自の視覚論を提唱しはじめた1980年代を軸に据え、「記憶」「キュビスム」「作品空間と観者」をキーワードにホックニー芸術の多様な側面と豊饒な源泉を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
ポップアートの時代から現在に至るまで、多様なメディアを駆使し制作する「画家」デイヴィッド・ホックニー。
軽妙洒脱なイメージで知られる一方、作品に漂う奇妙な静謐さ、特異な時間表現は、安直な解釈をすり抜ける未知の領域をはらむ。
本書では、ホックニーが独自の視覚論を提唱しはじめた1980年代に軸を据え、「記憶」「キュビスム」「作品空間と観者」をキーワードにホックニー芸術の多様な側面と豊饒な源泉を探る。その表現の真意に迫る初の研究書。【商品解説】
目次
- 序論
- 第一章 写真コラージュと「記憶」の表象
- 1 ポラロイド・コラージュ
- 2 フォトコラージュ
- 3 新たな手法の発見
- 4 同時代作家によるポラロイド・コラージュと一九八二年の展覧会
- 5 モチーフの再現方法とグリッドの効果
- 6 時間と記憶
- 7 「逆遠近法」から記憶の集積へ
- 第二章 〈時〉のパースペクティヴ
著者紹介
田中 麻帆
- 略歴
- 〈田中麻帆〉横浜生まれ。早稲田大学文学研究科美術史学コース博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。
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