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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/01/26
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/174p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-530359-7
読割 50
紙の本
パレードのシステム
著者 高山 羽根子 (著)
祖父の自死をきっかけに地元に帰った“私”は、祖父が戦前の台湾で生まれ育ったことを知る。台湾人の知人に誘われるまま台湾を訪れ、地方色豊かな当地の葬儀に参列。台湾の風景、死生...
パレードのシステム
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商品説明
祖父の自死をきっかけに地元に帰った“私”は、祖父が戦前の台湾で生まれ育ったことを知る。台湾人の知人に誘われるまま台湾を訪れ、地方色豊かな当地の葬儀に参列。台湾の風景、死生観、儀礼に触れ…。『群像』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
鮮明で美しく、静謐かつ余韻に満ちたレクイエム、芥川賞作家の新境地。
人生はパレード、荘厳な魂の旅路。台湾と日本、統治と戦争の歴史に及ぶ記録と記憶の軌跡――。
祖父の自死をきっかけに実家のある地元に帰った美術家の私。祖父が日本の植民地だった戦前の台湾に生まれ育った「湾生」と呼ばれる子どもだったことを知り、日本統治下の台湾について調べ、知人からも話を聞き、誘われるまま台湾を訪れることになる。祖父の自死の原因、理由を探り、自身のルーツ・アイデンティティを確かめるための台湾訪問だが、何かに導かれるように台湾先住民の系譜にある人物の葬儀に参加することになる。日本とは全く違う儀式や儀礼、風景に触れるうち、戦争や生と死・祖父の思い出・美大時代唯一の友人の死、様々なイメージが想起され喚起されていくのだった。【商品解説】
著者紹介
高山 羽根子
- 略歴
- 〈高山羽根子〉富山県生まれ。「うどんキツネつきの」で創元SF短編賞佳作、「首里の馬」で芥川賞を受賞。ほかの著書に「居た場所」など。
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紙の本
自死者を葬送する
2023/03/21 23:31
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投稿者:令和4年・寅年 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自死者が遺した物に取り込まれていく。生きている者は、死者のことを考える。何度も繰り返して。コロナ禍で希薄化した死者を葬送することの意味を台湾の葬儀で考えさせられた。