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商品説明
イタリア思想史、学問論などを中心に、欧米思想を渉猟する著者の知的活動を、フッサールへの取り組みから著作と翻訳にまたがる膨大な仕事へと展開する過程において検証。ヴィーコ、グラムシなどとの学的かかわりを論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
イタリア思想史、学問論などを中心に欧米思想をあまねく渉猟する著者の知的活動を、その学問的出発点ともなった富山の山中でのフッサール「危機」書への取組みから東京外国語大学就任を経て、著作と翻訳にまたがる膨大な仕事へと展開する過程をあらためて検証する。ヴィーコ、グラムシ、ギンズブルグ、アガンベンなどとの学的かかわりをつぶさに論じる。『季刊 未来』で19回に及んだ連載をまとめた著者の学問的自伝の総決算の書。
目次
第一章 フッサール『危機』書からの再出発
第二章 ヴィーコに出会う
第三章 『新しい学』を読み解く
第四章 急進化する新左翼と三島事件の衝撃
第五章 北一輝探訪
第六章 〝狼〟のオトシマエ
第七章 アカデミズムの世界への舞い戻りと寺小屋教室の話
第八章 カルロ・ギンズブルグとの対話
第九章 「表象の歴史学」から「歴史のヘテロロジー」へ
第十章 言説のヘテロトピアに立つ
第十一章 《沖縄の記憶/日本の歴史》プロジェクト
第十二章 大学行政への関与
第十三章 〈バロック人ヴィーコ〉の探求
第十四章 岩波シリーズ『歴史を問う』の企画
第十五章 転機の年・二〇〇四年、そしてグラムシとの関係の総決算
第十六章 韓国の若い友への手紙
第十七章 イタリア版_^新しい波【ニューウェーヴ】^_の牽引者たち
第十八章 ギンズブルグとの対話は続く
第十九章 わたしのヒーロー、ジャンバッティスタ・ヴィーコ【商品解説】
目次
- 第一章 フッサール『危機』書からの再出発
- 第二章 ヴィーコに出会う
- 第三章 『新しい学』を読み解く
- 第四章 急進化する新左翼と三島事件の衝撃
- 第五章 北一輝探訪
- 第六章 〝狼〟のオトシマエ
- 第七章 アカデミズムの世界への舞い戻りと寺小屋教室の話
- 第八章 カルロ・ギンズブルグとの対話
- 第九章 「表象の歴史学」から「歴史のヘテロロジー」へ
- 第十章 言説のヘテロトピアに立つ
著者紹介
上村 忠男
- 略歴
- 〈上村忠男〉東京外国語大学名誉教授。専門は学問論・思想史。著書に「歴史家と母たち」「ヘテロトピアの思考」など。
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