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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/03/07
- 出版社: 秀和システム
- サイズ:19cm/235p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7980-6861-9
読割 50
紙の本
ニーチェのふんどし いい子ぶりっ子の超偽善社会に備える
著者 藤森かよこ (著)
「近未来の世界は差別や社会的不正を憎むホワイトな人々が主流となる」と予測した岡田斗司夫の「ホワイト革命」論をたたき台とし、超偽善社会を生き抜いて行くために知っておくべきこ...
ニーチェのふんどし いい子ぶりっ子の超偽善社会に備える
ニーチェのふんどし いい子ぶりっ子の超偽善社会に備える
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商品説明
「近未来の世界は差別や社会的不正を憎むホワイトな人々が主流となる」と予測した岡田斗司夫の「ホワイト革命」論をたたき台とし、超偽善社会を生き抜いて行くために知っておくべきことを、ニーチェの言葉を紹介しながら綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
本書の目的は、現代と、来るべきろくでもないけど面白くないわけでもない超偽善社会を生き抜いて行くために知っておくべきだと著者が思うことを、ニーチェの褌を借りて書いたものだ。
岡田斗司夫が指摘するように近未来の世界は、差別や社会的不正を憎むホワイトな人々が主流となる。それはとても素晴らしいことだ。しかし、その世界は、嫉妬の裏返しの狭量で幼稚で薄っぺらな正義感により魔女狩りが起きる社会であるかもしれない。
「生まれっぱなしのままで、なるたけ安穏に気楽に生きて行くことが成功した生き方であるし、それは可能だと思い込んでいる人間」や、「弱くてダメな自分を時間をかけて鍛えようとせずに、ありのままでいいのだと自分の弱さに開き直り、強者に嫉妬し、私は弱いのだから、他人や社会が私を厚遇し保護する義務があると主張する人間」が跋扈する世界であるかもしれない。
おそらく、本書を読むあなたは、そのようなホワイト社会に息苦しさを感じるだろう。孤独を感じるだろう。そんなあなたにこそニーチェを! あなたのような人は、今までだって、ちゃんと存在したし、生き抜いたんです。同時代に友人がいなくたって、どうということはないのです。
【章目次】
第0章、あるいは「まえがき」
第1章 ニーチェの思想をあなたが必要になる契機は「ホワイト革命」
第2章 ホワイト革命がもたらす7つの様相
第3章 ニーチェかく語りき
結語 ―― 来るべき超偽善的社会の欺瞞と抑圧に汚染されないために【商品解説】
目次
- 第0章、あるいは「まえがき」
- 0・1 私がニーチェの褌を借りて書くことにした理由
- 0・2 本書はごく少数者向き
- 0・3 仏教徒もイスラム教徒もみんなキリスト教徒
- 0・4 今や共通善は「弱者救済」だけ
- 0・5 大義を疑うためにニーチェを
- 0・6 本書の構成
- 第1章 ニーチェの思想をあなたが必要になる契機は「ホワイト革命」
- 1・1 岡田斗司夫の「ホワイト革命」論の衝撃
著者紹介
藤森かよこ
- 略歴
- 〈藤森かよこ〉愛知県名古屋市生まれ。南山大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程満期退学。大学教員を経て著述業にいたる。アメリカの国民的作家であり思想家のアイン・ランド研究の第一人者。
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言いたい放題で痛快
2023/06/25 09:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の近未来に岡田斗司夫の予言している「ホワイト革命」が起き、倫理性が高く公平で人権意識が高く搾取的でないウツクシイ世界になりそうな中で、その表面的なウツクシサの胡散臭さをかなり遠まわしに指摘し、そういう世界に上手く折り合いをつけていけなさそうな著者と同類の人々に向けてニーチェの言葉を引用して鼓舞している本。
著者の根本にあるのは「誰の人生も結局は悲劇で、みな負け戦」という諦念で、その上でニーチェのいう「末人」でなく「超人」であることを目指し、自分の目の前の人生を一生懸命生きるべしというのが著者のご主張のようでした。振り切ったように言いたいことを書き連ねていて痛快です。ニーチェの著書は名前しか知りませんが、本書からその内容を知るに、私は読み始めたらはまりそうで危険な気がします。