紙の本
気持ちが弱くなりそうな時は
2024/01/24 07:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
美味しいものや好きなものを食べてから、考えたらいい。気持ちがすり減ってしまった分を補給してから自分と向き合ったり、嫌な気持ちを吐き出したら、また美味しいものを食べて、今度は血肉にして。落ち込んだ時の、げんきになる方法は、そんな風でもいいんだよね。
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元来、根がネガティブな私。“うしろむき”という言葉にシンパシーを感じて手にした一冊。
でも、“うしろむき”という言葉はネガティブな意味ではなかった。
「願いととのうエビフライ」の彩羽さんは、どことなく自分と似ているところがあって、じんわり共感。
「待ちびと来たるハンバーグ」の志満さんの言葉の数々は心にしみた。
希乃香さんの「おかえりなさい」「いってらっしゃい」もいいなぁ。
あぁ、美味しいものが、食べたい!
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うしろむき夕食店という店名は、
マイナスな言葉ではなかった。
今まで自分が歩いてきた道を、
“ふりかえる“ことによって、
自分だけが歩んできた道があり、
それこそが今後を生きる道しるべとなる。
振り返ることは悪い事ではない。
むしろ大切なのだ。
志満さんが投げかけてくれる言葉が
どれも背筋が伸びる思いのする言葉ばかり。
お腹がすくようなご飯も最高でした。
マイナスの思いをゼロにしてくれる、
そして次の1へ繋ぐ言葉をくれる
でも、プラスにするのは自分次第。
それを思い出せる素敵な本でした。
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最後がハッピーエンドで終わり、ほっこりしました。それぞれのストーリーが繋がって、うまくまとまった印象です。お料理も美味しそうで、お腹が空きます。こんなところに疲れたときに行って、癒やされたいなと思いました。
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「おかえりなさい」と出迎えてくれるあたたかいお店。
マカンマラン と良くている流れやったけど、こういったお話は好きらしい。
出てくる料理は美味しそうで、一言と料理名が書いてある料理おみくじが魅力的!
一~五の皿とおまけの小皿の六つのストーリーで構成されていて、パンとたまねぎのことわざの話も素敵やけど、(二)商いよろしのマカロニグラタンは胸の奥でじんわりと温かくなる話で好きだった!マカロニの空洞いいよね〜〜食べたくなった
志満さんの言葉…私もそう思ってるところあるから、ちゃんと言葉にされていると惹かれます!!
「そのときどきでうまくいかないことがあっても、それは失敗じゃなく、めぐりあわせですよ。仮にうまくいかないのならその場所はうまくいくための経由地なの。時間を経てば、それも必要な経験だったと思えます。アタシはね、ひとの未来はすべてしあわせにつながっていると信じてますよ。」
「ひとの世は、選択と決断の連続だから。めぐりあうものや選び取るものが連なって人生っていう長い長い時間になるものだから。それは、そのひとにしかつくれないただひとつの、宝物なのよ。」
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うまくいかないことも多い人生だけど、美味しいご飯と美味しいお酒があれば乗り越えられる。そんなお話がぎゅっと詰まっていた。
想像するとお腹減るお話ばかり。
乾杯のグラスの音は幸せの音。乾杯を出来る人がいることも幸せなこと。
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住宅街にひっそりと佇む"うしろむき夕食店"。
特別な料理ではなく、ほっとするような家庭料理を提供するお店。ここを訪れる者たちで構成される短編集。
とにかく提供される料理の細かな描写が、私のお腹を空かせる。優しい料理とそれに合うお酒。
一つずつの物語の主人公も、細かに描写されている。だけどちょっと、お店のお婆さんと孫の過去については大雑把な設定だったように思えて、その分評価減。
ただ、料理に例えた、その人へのアドバイスは斬新でおもしろかった。
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Twitterのポプラ社文芸編集部の公式アカウントでツイートしていたサイン本プレゼントキャンペーンで当選したことで読んだ作品
食べ物を絡めてて人生をいい方向に持ってく感じの話というのは個人的に好きな感じの話なので結構期待してた。
が、思ったより・・・な感じだった
5つのエピソードがあるが毎回なかなか見つけにくい店を探す展開があるので少しテンポが悪くなるし毎話伏線のエピソードが混じってくるので、その主人公の成長や転機が見たいのにその気持ちにブレーキがかけられた
上に書いたように伏線というか答え合わせが最後に出てきてるのでこれは良かったと思った
基本的には心が暖まり豊かになる作品
人生に失敗なんてあるものですか。仮にうまくいかないのなら、その場所はうまくいくための経由地
省略してるけどこの作中のセリフは救われる人もいるのではないだろうか?
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面白かったー。
料理のおみくじというのも面白いが全体として一つの話になっているのもよい。回りまわって返ってくるやさしさがよいねえ。
二話目がお気に入り。折り紙で作れるのすげー
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情景や料理の描写がとても丁寧。
レストランガイドなどの料理の文章が良いのではと思いながら読了。
そしたらビール会社のnoteに掲載されていた文章だった。なるほどと納得。
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どのお話も美味しそうなご飯と心温まるお話でした
志満さんのようにいつでも背筋を伸ばして毅然とした態度の女性にも憧れるし、希乃香ちゃんみたいに笑顔で愛嬌溢れる女性にも憧れる
不幸だと思えることも視点を変えて振り返ってみればきちんと道になっている、そんな言葉に励まされた素敵なお話でした
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「料理おみくじ」を引いて
それに合わせた料理が出てくるのがいい。
「おみくじ」だから
ものすごくふんわりした言葉しか書いてない。
『願いととのうエビフライ』とか
『商いよろしマカロニグラタン』とかね。
でも、それを食べたお客のほうは
なんとなく今の悩みのヒントを受け取って
そこから自分で進んでいく。
アンティークショップを夢見る青年の
『失せ物いずるメンチカツ』が
私好みのストーリー展開。
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ほっこりと優しい気持ちになれる5つの物語
人生の岐路は悩みの時期でもある
そんな悩みをおみくじが導く
当たり外れではなくて、その人その人の道を指し示す言葉とお料理
当たるも八卦当たらぬも八卦
そんなおみくじの料理は凄く魅惑的て、素敵な道標だ
一見するとなんの事だか分からないくじの結果も、後から結果が着いてくる
料理のおみくじ、私もやってみたい!
どんな言葉と、どんなお料理に出会えるだろう
お料理も本当に美味しそう!
沢山のお料理が出てくるから、どんな料理だろうかと想像してしまう
私自然薯は好きでは無いけれど、好きではなくても美味しそー!って思うことができた
この物語で印象的だったのは、こう言った作品は悩みがあってお店見つけて料理を食べてハッピーもいう内容が多いイメージ
でもこちらの作品は、最初にお店を探すところから始まり、そしてまずお料理を食べる
そして別日に悩みを抱えてまた来店
人と繋がりを持った後に優しいうしろむき夕食店へくるのが凄く印象的だったんだ
どの物語も心がポカポカする読了感
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表紙のおいしそうなエビフライとビール、
だけどタイトルは「うしろむき夕食店」
表紙のあったかさとタイトルが気になり手に取りました。
帯は、
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焦ったり
迷ったりしたら、
一度をうしろを
振り返ってごらんなさい
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うしろむき夕食店の目印は、野菜や果物の無人販売機。
やっとの思いでたどり着き、お店の扉を開けると、
「おかえりなさい!」と出迎えてくれる。
夕食店を訪れるお客様と、
そこを営む女将の志満さん、孫の希乃香さん。
人生の岐路や迷ったときに「料理おみくじ」。
・願いととのうエビフライ
・商いよろしマカロニグラタン
・縁談きながにビーフシチュー
・失せ物いずるメンチカツ
・待ちびと来たるハンバーグ
どの物語も悪い人は出てこないし、
料理はおいしそうだし、
温かくてお腹が満たされるというのは、
とても幸せなことなんだと改めて思いました。
最後まで期待を裏切らずにいてくれるので、
あったかい気持ちになりたい方、
読書はしたいけれど刺激的な本は求めてない方、
おいしいごはんが好きな方におすすめです…!
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ほっこりする下町の料理屋さんのお話。
おみくじ料理食べたくなりますね✨
人生波があるので辛いとき何かにすがりたくなってしまうんですよね‥
そんなの時にワクワクときっかけが得られるおみくじ料理食べたいなーと思ってしまった!、