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紙の本
北岳山小屋物語 (ヤマケイ文庫)
著者 樋口 明雄 (著)
小屋開けの苦労、山岳遭難救助の実態、登山道の整備、山小屋生活の日常、食事へのこだわり…。北岳の山小屋の小屋番やスタッフへのインタビューを通じて、山小屋の裏側を描き出す。単...
北岳山小屋物語 (ヤマケイ文庫)
ヤマケイ文庫 北岳山小屋物語
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商品説明
小屋開けの苦労、山岳遭難救助の実態、登山道の整備、山小屋生活の日常、食事へのこだわり…。北岳の山小屋の小屋番やスタッフへのインタビューを通じて、山小屋の裏側を描き出す。単行本刊行時からの変化を加筆し文庫化。〔2020年刊の加筆〕【「TRC MARC」の商品解説】
大藪春彦賞受賞作家・樋口明雄が描く初のノンフィクション大作!
南アルプス北岳周辺にある5軒の山小屋(白根御池小屋、広河原山荘、北岳山荘、北岳肩の小屋、両俣小屋)の日々を描くノンフィクション。
小屋開け、山岳遭難救助、山小屋生活の日常、小屋番の素顔など、宿泊・通過するだけではわからない、山小屋の裏側を描く。
単行本刊行後、それぞれの山小屋では、経営の変動、管理人、スタッフの異動、小屋の改装や建て直しがあった。
これらの変化について追加取材、加筆し文庫化。【商品解説】
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紙の本
山を愛し守り続ける人々の熱い思いが伝わってくる作品。
2023/10/12 12:06
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
山を愛し守り続ける人々の熱い思いが伝わってくる作品。標題は「山小屋物語」となっているが、これは「山人間物語」そのものである。登山客を温かく迎え入れ、その安全を見守る山小屋管理人の苦労もしっかりと描かれており、いやでもその人間性に魅かれていく。ただ、北海道の山しか行かない私にとっては、「山小屋」というより「ホテル」といった感じで違和感が強い。山に入ったら「金」は必要ない派の私にとっては、楽で快適な登山というより安直で豪勢な山遊びに感じられる。飲食・宿泊装備不要で縦走できる安楽さを羨ましいと思う反面、何処か違うなという考えがぬぐい切れない。苦労して登ることで山への畏敬の念が醸成され、自身の向上が図られるのでは。・・・・・・・・。