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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2023/07/28
  • 出版社: 東京創元社
  • サイズ:20cm/349p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-488-02898-5

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紙の本

藍色時刻の君たちは

著者 前川 ほまれ (著)

【山田風太郎賞(第14回)】宮城県の港町に暮らす高校2年の小羽は、統合失調症を患う母を抱え介護に忙殺されていた。青葉という女性が小羽の孤独に理解を示し、前向きな日常を過ご...

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藍色時刻の君たちは

税込 1,980 18pt

藍色時刻の君たちは

税込 1,900 17pt

藍色時刻の君たちは

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商品説明

【山田風太郎賞(第14回)】宮城県の港町に暮らす高校2年の小羽は、統合失調症を患う母を抱え介護に忙殺されていた。青葉という女性が小羽の孤独に理解を示し、前向きな日常を過ごせるようになっていった矢先、震災によって全てが一変してしまい…。【「TRC MARC」の商品解説】

読書メーター読みたい本ランキング第1位
(単行本 月間 2023年5月19日~6月18日)

いつか、義務も後悔も手放して。
あなたはあなたの人生を生きるのよ。

私たちはこの港町で家族を介護し、
震災で多くを失い、そしてあの人に救われた。
ヤングケアラ―たちの青春と成長を通し、
人間の救済と再生を描く渾身の傑作!

2010年10月。宮城県の港町に暮らす高校2年生の小羽は、統合失調症を患う母を介護し、家事や看病に忙殺されていた。彼女の鬱屈した感情は、同級生である、双極性障害の祖母を介護する航平と、アルコール依存症の母と幼い弟の面倒を看る凛子にしか理解されない。3人は周囲の介護についての無理解に苦しめられ、誰にも助けを求められない孤立した日常を送っていた。しかし、町に引っ越ししてきた青葉という女性が、小羽たちの孤独に理解を示す。優しく寄り添い続ける青葉との交流で、3人は前向きな日常を過ごせるようになっていくが、2011年3月の震災によって全てが一変してしまう。2022年7月。看護師になった小羽は、震災時の後悔と癒えない傷に苦しんでいた。そんなある日、彼女は旧友たちと再会し、それを機に過去と向き合うことになる。ヤングケアラーたちの青春と成長を通し、人間の救済と再生を描く渾身の傑作長編!【商品解説】

著者紹介

前川 ほまれ

略歴
〈前川ほまれ〉宮城県出身。看護師として働くかたわら、小説を書き始める。「跡を消す」でポプラ社小説新人賞を受賞し、デビュー。ほかの著書に「シークレット・ペイン」など。

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評価内訳

紙の本

傑作

2024/02/13 11:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る

東日本大震災とヤングケアラー。
2つの大きな題材をうまく融合させて書いてる。
書かずにいられなかったんだろうなと思わせる文章。
傑作。

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紙の本

ヤングケアラー

2023/07/27 10:13

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

宮城の港町で暮らす三人の高校生の目を通して、ヤングケアラーの日常、震災との向き合い方を描いた再生の物語。
前情報なしで読み始めたとは言え、2010年の港町設定なのに、少女達が置かれている立場にばかりに注意がいってしまい、すぐに震災に繋がる話だと気付けなかった。毎年あの時期になると考える事なのに、裏を返せば「毎年あの時期にしか考えない」とも言える自分への戒めのようにも感じた。
「家庭内の事だから」となかなか外に助けを求められない心境。それを作り出した周りの大人の対応。くだらないプライドが余計に状況を苦しくして、その皺寄せを受けるのはいつも一番弱い立場の者。その負のループを、敢えてさらりと描いている所が良かった。下の世話や暴力など、そういう扇情的なシーンを悪戯に使わず伝えているから、高学年くらいからオススメ出来る作品。二段組の長編で、内容もずっと明るいものではなかったけど、くどさを感じず読む事が出来た。
大人でもあまり知らないものだったり、日本には色んな制度がある。そういう制度をもっと開放的にするべきだと思った。
作品を通し、著者の切実な痛みが滲み出ているのをしっかりと感じた。

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2023/07/28 11:16

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2023/08/12 11:39

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2023/08/22 22:19

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2023/10/04 21:46

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2023/10/22 08:52

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2024/02/15 09:40

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2023/10/29 16:09

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