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紙の本
ハルムスの世界 (白水Uブックス 海外小説永遠の本棚)
著者 ダニイル・ハルムス (著),増本 浩子 (訳),ヴァレリー・グレチュコ (訳)
「ロシア文学」のイメージを覆す、軽さ、ユーモア、ナンセンス…。ロシア・アヴァンギャルドの終焉に燦然と輝くハルムスの超短篇集。生前未刊行の短篇集「出来事」と、訳者がセレクト...
ハルムスの世界 (白水Uブックス 海外小説永遠の本棚)
ハルムスの世界
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商品説明
「ロシア文学」のイメージを覆す、軽さ、ユーモア、ナンセンス…。ロシア・アヴァンギャルドの終焉に燦然と輝くハルムスの超短篇集。生前未刊行の短篇集「出来事」と、訳者がセレクトした短篇38篇に新訳10篇を加えて復刊。〔ヴィレッジブックス 2010年刊の増補改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
「ある日のこと、オルロフはえんどう豆のピュレをいやというほど食べて死んだ。クルィロフはそのことを知って、やはり死んだ。スピリドノフは勝手に死んだ」
(「出来事(ケース)」より)
長くソ連では当局に禁止されていたものの、いまやロシアはもとより、欧米諸国でカルト的な人気を集めているダニイル・ハルムス。ロシア・アヴァンギャルドの終焉に燦然と輝くハルムスは、そのミニマルな文体、意味と無意味の戯れ、ユーモアと不条理で、「ロシア文学」のイメージを颯爽と覆す。
代表作である生前未刊行の短篇集『出来事(ケース)』と、訳者がセレクトした短篇38篇からなる旧版に、新たに訳出した10篇〈アンコール・ハルムス〉を加えた増補版として待望の復刊。岸本佐知子氏推薦!【商品解説】
ロシア・アヴァンギャルドの終焉に燦然と輝くハルムスの超短篇集。「ロシア文学」のイメージを覆す、軽さ、ユーモア、ノンセンス。【本の内容】
収録作品一覧
出来事 | 11−85 | |
---|---|---|
ひとりの男がいた | 99−101 | |
交響曲第二番 | 102−103 |
著者紹介
ダニイル・ハルムス
- 略歴
- 〈ダニイル・ハルムス〉ペテルブルク生まれ。ロシア・アヴァンギャルドを代表する作家のひとりで、不条理文学の先駆者。詩人らとオベリウ・グループを設立。
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コラムも秀逸
2023/08/27 14:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
「不条理文学」で知られるハルムスの作品集。
それぞれ何とも言えない読後感を残します。
ただ、ある程度パターンが決まっているためか、まとめて読もうとするとだんだん飽きてしまう。少しずつ味わうのが良いかもしれません。
ところどころに挟まれたコラムも秀逸で、作者について、その頃の社会について、作品に登場する人物について等、分かりやすく解説されているのが素晴らしい。ハルムスのお話がより理解できるよう、心配りが行き届いています。