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投稿者:みずたまり - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事を持ち、一人で住むため、中古マンションを買ったアラフォーの女。どうやら、売ったマンションから離れがたいらしい前の持ち主たちがやって来ることに、初め不快感を見せるものの、だんだん取り込まれていってしまう。
一人の生活を愛し、自立した生活に誇りを持っているわたしが、なんでもやってもらえる楽ちんさから、今までの自分は無理をしていたのではないかと思うようになるのは、なるほどなーと思った。
最後はいったいどうなってしまうのか。
一人暮らしに戻ることができるのか。
あり得ない結末。怖い。けど、面白い。
淡々とした、けれど好きな文章で、ぐいぐい読まされました。
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そんなに夢中になったわけじゃないけど
割と早く読み終わったなー
最初っから不穏な空気が流れっぱなし
って思いながら読んでたんだけど
あれ?これ、そういう怖い話じゃないのかな
この家族、もしかしてほんとにいいヤツで
実はこの主人公とか
下の階の親子とか
そっちがおかしいとかあり得る?!
って疑ってみたり
いやいや実はただのハートフルストーリー?
なんて危うくほのぼのしかけたり
ですよねー!!!って終盤むかえて
あのときも、このときも?と思い返すと
じんわりずっと怖い
飽きずに読めたし
しっとり冷えるけど
おもしろいよー!読んでよんで!
とオススメするほどではないかな
おそらく読み返すこともないし
星はフツーの3つ
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前の家が恋しくなる気持ちわかるわ〜と読み進みまさかの結末
途中もしかしてとは思ったけれど
始め男性が家買ったと思いこんで読んでてあれ女性だったと笑
私だったら住んでた家の人に心許さないし怪しむからぁ
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「借金して家を買おう」と思いたち、六年越しでやっと、見つけた西日が当たるマンション。
自分好みに仕上げて、好きなように暮らしていけるはずだったのに、以前住んでいた家族の子どもを家にあげてしまったばかりに、こんな結末が待っているとは。
心のすき間に入り込む、人の優しさに怖さを感じた。執着って怖い。
主人公の猪瀬藍には、なんで?と思うことが多々あったが、ラストに一気に面白さを感じた。
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なんて恐ろしいお話なんでしょう!
引き渡しの際に鍵3本っていうのがおかしいと思っていたので小林家への不信感は抱き続けていたが、危うく杏奈さんに手懐けられて騙されるところでした。
怪しいと思いつつも、小林家の家族のように迎えられる藍を見ていると、これは美しい家族ぐるみの友情物語なのだろうか?と思っていたら…想像をはるかに越える結末、見事なイヤミスでした。
こんなこと考える人がいるなんて…怖いですね。
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実家が新築した時、ローンはほとんど私が関与したけど、購入とかリフォームについてほとんど知りません。この主人公のように思い切ったことができない代わりに、不気味な思いはせずに済んできたかもなと読み終わって納得してしまいました。それにしても芥川龍之介賞作家の青山七恵さんが、こういう作品も書くんだと少し驚きもありましたが、好感が持てました。著者のこれからも期待が大きくなりました。
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賃貸だと、更新時期に家賃の何倍も払わなければならない。
いずれは、マイホームを、と誰もが望むだろう。
衣食住・・・まずは住処を見つけなければ、
生活ができない。
最近は、賃貸の家賃を払うよりは、マイホームローンを返したほうが、安く済むというので、家族、単身者に関わらず、購入者が増えているようだ。
賃貸なら、何事かあれば、引っ越せるが、
終の棲家となると、十分に調べてから決意しないと、
とんでもないトラブルに巻き込まれる可能性がある。
と、この家族においては、絶対にまれな状況だろうけど。
売買契約を交わしたあたりから、ちょっとした違和感を感じていたら、やっぱり、そうだったか!
人のいい主人公に、なんだかハラハラしながら、
やっぱり、思っていた方向に結末がいった。
夜中のコツコツの音も、玄関前の野菜くずも、
やっぱり、そうだった!
生活費の10万円、もらえないよね。
マイホームを持つときは、絶対一人で決めない!
気になったことは、誰かに相談する!
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マンションの買い手を家族同様と言い、新築の家に泊める時点で気持ち悪い!
でも考え様によっては、マンションより土地付き一戸建ての方がいいじゃんと思い、ラッキー!と思うのは私だけかなぁ?
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わたしは結構好き、この作風。気持ち悪いというか気味が悪いというか、ある意味ホラー、や、ある意味どころかかなりホラー。洗脳だよね。主人公も前の家族も全部気持ち悪くて好き。
以下ネタバレするけど
これ、前の家族が引っ越した家が新築戸建てだからまだいい気がする。これが前の家に未練たらたらでオンボロアパートに住んでるとかだったら…財産的にどっちのが価値があるのかな。とか下衆いこと考えたけど、コロナ禍っていう環境が人を孤独にさせ狂わせたのかな、より。気持ち悪くて面白かったよ!
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2023/07/12リクエスト 4
この本は何なのだろう…
『賃貸に住み家賃を払い続けるのか、ローンを組んで終の棲家となるマンションを購入するのか、決断一つで人生の転機が訪れる。』
と書いてあったので、そのままの意味で読み始めた。
37歳、独身、小説家・猪瀬藍は、中古マンションを買うことに決める。すぐ近くに理想的なマンションを見つけ契約、リフォーム。ところが元々の住人である夫婦と娘2人の4人家族と思いもかけない関係になる。
誰にも共感できず、それどころか不快な気持ちしか抱けず、更には藍。
どうして警察に訴えるなどしないのか。
ひとりが寂しい、自分の居場所、など悠長なことを言っている場合ではない。
小林一家、不気味。この奥さんも常識では考えられない。
最後は家を奪われ、人間性まで奪われてしまうのでは。
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感想
理想の家を買う。そのためにお試しをする。だけど住民たちは秘密を教えてはくれない。自分たちのプライベートに関わるから。だから難しい。
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結末を際立たせるためにあえて
軽妙なテンポにしているのかもしれないけれど
主人公のお人よしぶりと
鈍感さの度が過ぎて
ドキドキよりもイライラの方が募ってしまった。
なぜ、いつまでも
一番疑うべき人物に気づかないのかと…
結局、なんの反撃もなく
充分にホラーであるはずなのに
恐ろしさも不気味さも半分のまま終わった。
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●なぜ気になったか
マンションを購入したことで、主人公はどんなことに追い詰められていくだろう。その展開が知りたくなったのと、現実感を感じられて楽しめそうなストーリーなので読んでみたい
●読了感想
アマゾン評価低めの芥川賞作家の青山さん。読む時の心境によっては反応は異なるのかもだが、今の僕にはとてもおもしろかった。芥川賞作『ひとり日和』読んだ記録はあるけど記憶はないので再読してみよう
#前の家族
#青山七恵
23/7/12出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
https://amzn.to/3NKkcUC
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37才独身小説家の主人公が家を買おうと決めてから6年。ようやく理想的な中古マンションに出会い、購入。リフォームも終わって暮らし始める。そこなら読み進めていくと色んなところで少しずつ感じる違和感…からの結末が衝撃。こわい。なんだこれ。
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先日表紙が似ていて間違えたので再登録
表紙を見てのんびり系の話かと思ったけど
ホラーだった 人は死にませんけど