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紙の本
面白くて刺激的な論文のためのリサーチ・クエスチョンの作り方と育て方 論文刊行ゲームを超えて
著者 M.アルヴェッソン (著),J.サンドバーグ (著),佐藤 郁哉 (訳)
なぜ一流誌の論文は退屈でつまらないのか? 社会科学領域の研究において、リサーチ・ギャップを埋めることに固執してきた学界の通念を根底から覆し、挑戦的研究からうまれる、独創的...
面白くて刺激的な論文のためのリサーチ・クエスチョンの作り方と育て方 論文刊行ゲームを超えて
面白くて刺激的な論文のためのリサーチ・クエスチョンの作り方と育て方
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商品説明
なぜ一流誌の論文は退屈でつまらないのか? 社会科学領域の研究において、リサーチ・ギャップを埋めることに固執してきた学界の通念を根底から覆し、挑戦的研究からうまれる、独創的でインパクトのある論文の執筆方法を解説。【「TRC MARC」の商品解説】
著者は、「良いリサーチ・クエスチョンはそれに対する答えと同じくらいに価値があり、時には答えそれ自体よりも重要である」と言う。しかしながらこれまで、実践的なリサーチ・クエスチョンの作り方、また研究に取り組む中でそれをどのように練り上げていくのかについて、十分検討されてきたとは言い難い。
本書は、こんにちの社会科学では、ほとんどすべての領域において、膨大な量の研究が発表されているにもかかわらず、その多くは、その影響の及ぶ範囲という点で、かつてのように大きな成果をあげていないとする。このような状況は、研究者たちの同調的な傾向によって生まれてきたとして、「ギャップ・スポッティング」(先行研究の中に各種のギャップを見出し、その穴埋めをするというような意)が孕む問題を取り上げた上で、「問題化」という手法を提案する。そして、批判的思考を心がけ、型にはまらない独創的なリサーチ・クエスチョンを提起していくことの重要性を強調する。
より魅力的でインパクトがある研究が増えていくとともに、広い視野を持った有能な研究者が育っていくことを願い、本書は執筆された。この著者たちの研究は、昨年弊社が刊行し、日本でも大きな話題となった『経営学の危機』でも随所に言及されている。同様の問題意識を持つ本書は、研究者たちの大きな注目を集めると同時に、これからの研究に力を与えてくれるだろう。【商品解説】
目次
- 第1章 リサーチ・クエスチョン
- インパクトがある研究の少なさというパラドックス
- 面白い理論と退屈な理論の決定的な違いは何か?
- ギャップ・スポッティングから問題化へ
- 本書の目的
- 本書の構成
- 第2章 リサーチ・クエスチョンの構築と定式化の作業を取り巻く文脈
- 知識の開発における問いの重要性
- 問いが「リサーチ・クエスチョン」と呼べるものになるための条件とは?
- リサーチ・クエスチョンにはどのようなタイプのものがあるか?
著者紹介
M.アルヴェッソン
- 略歴
- マッツ・アルヴェッソン:
英国バース大学,スウェーデン・ルンド大学,豪州クイーンズランド大学各校の経営学教授。多岐にわたるテーマについて数多くの研究書を発表してきた。その中でも主な著作には次のようなものがある―Reflexive Methodology(Kaj Sköldberg との共著,Sage 2009,第2版),Understanding Organizational Culture(Sage 2012,第2版),Understanding Gender and Organizations(Yvonne Billing との共著,Sage 2009,第2版),Knowledge Work and Knowledge-Intensive Finns(Oxford University Press 2004),Changing Organizational Culture(Stefan Sveningsson との共著,Routledge 2015,第2版)など。
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