戦争と交渉の経済学:人はなぜ戦うのか
著者 著者:クリストファー・ブラットマン , 翻訳:神月 謙一
平和とは、敵同士が損得勘定で戦争を避けることにほかならない戦争が起きる「5つの原因」を、ギャングの抗争から世界大戦までの幅広い実例と、ゲーム理論で解説。「戦争がある世界」...
戦争と交渉の経済学:人はなぜ戦うのか
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商品説明
平和とは、敵同士が損得勘定で
戦争を避けることにほかならない
戦争が起きる「5つの原因」を、ギャングの抗争から世界大戦までの幅広い実例と、ゲーム理論で解説。
「戦争がある世界」をリアルに理解し、実効ある「平和への道」を考えるための必読書。
戦争の原因は5つしかない
【内容より】
◎平和は必ずしも平等や公正を意味しない
◎取引で敵を譲歩させるのに必要なのは「脅す力」
◎敵が軍備拡張する前に攻撃したい…「予防戦争」
◎「女性リーダーは平和をもたらす」とは言えない
◎国連などの国際機関は戦争防止には無意味か
◎経済制裁・和平調停・PKO等に効果はあるか
暴力や戦争については、数十年にわたり、経済学や政治学、心理学で研究され、さらには現実世界での介入の知見が蓄積されてきた。そして、そこからいくつもの直観に反する洞察が得られている。
その1つが、「人々はめったに戦わない」ということだ。世界には何百万もの敵対する集団の組み合わせがあるが、暴力に発展するのはそのごく一部に過ぎない。ほとんどの敵同士は、取引で何らかの妥協をし、非暴力的に互いを憎み合うことを選択する。理由は簡単で、戦争はコストがかかり過ぎるからだ。戦争は、利害の対立を解決するには最悪の方法なのである。
2つ目の直観に反する洞察は、「戦争の原因は少ない」ということだ。本書では、戦争の原因が、たった5つに類型化できることを示している。取引を拒絶し、大きすぎるコストも厭わず戦争に突入する原因は、5つしかないというのだ。
では、どうすれば平和は実現するのか。本書では、敵対する集団同士が平和を望んでいる場合には、驚くほど簡単に暴力は終結し、ギャング同士でさえもそれを行っていることが示される。より困難な状況下でも、先の「5つの原因」に取り組むことで、暴力の動機を減らし、取引に向かう動機を増やせることが、実例とともに明らかにされる。
本書は、「戦争がある世界」をリアルに理解し、実効ある「平和への道」を考えるための必読書である。
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