おいしいアンソロジー ビール 今日もゴクゴク、喉がなる （だいわ文庫）

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ビールは大好きだ（だから購入した）が、作風というか…とりあえず私には早すぎたかもしれない。
うたた寝しながら読み進めるようなことが多かった。
もう少しこの本とビールの味が分かるようになってから再読したい。

山口瞳さんの「炎天のビール」
夏の暑さと家族と水滴のついた冷えたビール
“ビールなんて、それでいい‘’
読んでいて心地良かった。

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ビールが日本に登場した近代以降のビールに関わるエッセイが中心の短編集です。
現代作家の文章は、とりあえずのビール時代なので、カジュアルな内容の文章ですが、文明開花の頃のビールは、今でいうワインのような、インテリたちが知識を引けらかすような文章になっていたり、そこがまたおもしろい。

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暑さにまいって自然に手に取る。大好きなビールをテーマにした随筆集。すでに他界している著者も多く、ビールは時代を超えて愛されているモノである事に、改めて驚かされる。それぞれの著者のビール愛に共感したりが楽しい一冊。個人的趣味で星五つ^_^。

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PARCO出版より2014年7月に刊行された『アンソロジー　ビール』を改題し、再編集して文庫化したもの。ビールと聞くだけで、喉がなる。幸せな気持ちになる。古今東西の作家が綴った44篇のビールアンソロジー。

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ビールを題材にしたエッセイ集ってところだが、よくぞこれだけ集めたと感服。しかも文豪やら有名人やらの作者のほとんどが、自分より歳上なので、若いもんにああだこうだ云われると出てくるへそ曲がり根性は横に置いといて、素直に温故知新の心境で読めた。

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ビールに対してのいろんな見解、価値観、こだわり、歴史について知れて、ビールを飲むのがより一層楽しくなる一冊。ビール好きにはたまらない。知らなかったビールの雑学もちょこちょこ入ってきて『へぇそうなんだ』という感覚。今まで飲むだけだったビールもちょっとした雑学で美味しく感じる。誰かと飲みに行く時にビールってこうなんだよって話すきっかけにもなると思う。

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ビールが大好きなので買いました(笑)。ビールにまつわるエッセイをかたっぱしから集めたような本です。
現役の川上弘美さん、角田光代さん、大好きな村上春樹さんをはじめ、古い作家さんでは夢野久作さんとか、遠藤周作さんなども。知らない作家さんも多かった。古いエッセイでは、ビールをビイルとか麦酒とか書いてあり、戦時中や戦前は現代のように好きなときに冷えたビールをくいっと飲めるのが当たり前ではなかったり、いろいろ「へぇ…こんな風にして飲んでたんだ」と興味深い描写もあった。あと、海外旅行が珍しい時代に、チェコとかに行ってビール飲んでる話も良かった（誰の話だったかな？）チェコに行きたくなった。
私もビールをネタにしたエッセイならいくらでも書けそうな気がする。
でも最近、ビール飲みすぎなことを反省し、「そろそろお酒やめようかな」っていう本も読みかけなので、自分で自分に「どっちやねん！」と突っ込みたくなる(笑)。

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吉田直哉氏（もう故人なのね）の”ネパールのビール”には泣けた。
村の少年チェトリ君、ビールのお使いにお金を渡され10本買ってくることに、待てど暮らせど帰ってこず皆はそんな大金渡したならそのお金を持って逃げたにきまってると村の人々は誰しも心配せず著者ももしかしてそうなのかもと思いはじめ3日めの深夜、泥まみれでよれよれのチェトリ君がビール7本持って立っていた、いつものとこになくて山を4つも越して転んで3本割ってそのかけらも全部だしてみせ、釣り銭を出した。著者もチチェトリ君の肩を抱いて泣いた、ちかごろあんなに泣いたことはないと語っていた。
そしてあんなに深くいろいろ反省したことはないと。
もうネパール版”走れメロス”じゃん。
しかもこれは実話だし。この少年のまっすぐさに心打たれるわ。
私もこのエッセイ読んで泣いたよ。

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著名人のビールにまつわるアンソロジー。
各自のビールに対する思いやツマミのこだわりが面白い。明治時代の危険いっぱいの瓶の栓抜きとか、知らない話も多くて楽しみながら読めた。

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チェコへビールを飲みに行きたくなった

ビールは時代を超えて人と人とを繋げるのだなぁ

1番最初の川上弘美さんのお話がインパクト強すぎ