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商品説明
「否定知識人・島嶼左翼は、人々を「ウチナーンチュ」(沖縄人)として措定して、これと「ヤマトゥンチュ」(日本人)とを対比させて、その対立の構図をもとにして、思想的・政治的に何かを言っているつもりでいます。「アイデンティティの政治」に囚われているその彼らが、国民国家批判をしたり日本主義イデオロギーを否定したり嗤ったりしているのは、滑稽というほかありません。島嶼左翼と呼ぶゆえんです。」
「否定のことばと否定の表象の連鎖であり、それらの言葉がオートマチックに繰りだされている。だから、リアリティがまるでない。なぜなら、現実とも「現代(現在)」という時代性とも、接触することもなければ交差することもまるでないからだ。」
沖縄に蔓延する「島嶼左翼=否定知識人」との決別と思想の現代性。【商品解説】
目次
- 一、空転する否定の文体 仲里効のトンデモ言説
- 二、水と油は水と油だ 比屋根薫を批判する
- 三、「反復帰論」って、何のこと?
- 四、「文化の政治性」って何のことだ
- 五、基地をめぐる言説風景
- Ⅱ
- 六、代替わりと現実不能症について
- 七、否定知識人たちの「祭り」
- 八、消費される沖縄?
- 九、沖縄ナショナリズムという倒錯
著者紹介
宮城正勝
- 略歴
- 1941年8月、沖縄国頭郡国頭村に生まれる。新聞社勤務、アンダーコート工場経営、出版社勤務を経て1990年出版社ボーダーインクを設立。2016年代表を退く。著書に句集『真昼の座礁』がある。
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