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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2023/07/06
- 出版社: 思文閣出版
- サイズ:22cm/550,4p 図版16p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7842-2058-8
- 国内送料無料
紙の本
パステル画家矢崎千代二 風景の鼓動を写す
著者 横田 香世 (著)
明治・大正・昭和と時代の流れに抗わず、パステルを携え、国境を越えて、人々との共感を求めながら描き続けた画家・矢崎千代二。中国中央美術学院美術館所蔵作品の悉皆調査を中心に国...
パステル画家矢崎千代二 風景の鼓動を写す
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商品説明
明治・大正・昭和と時代の流れに抗わず、パステルを携え、国境を越えて、人々との共感を求めながら描き続けた画家・矢崎千代二。中国中央美術学院美術館所蔵作品の悉皆調査を中心に国内外の資料を渉猟し、その生涯を辿る。【「TRC MARC」の商品解説】
明治5年生まれの矢崎千代二は洋画の草創期から油彩画を学び、名を成しながらも、後半生は「旅の絵師」となって世界各地で出会う一瞬の光景を、「色の速写」と名付けた独自のパステル画法で描き続けた。
画家の足跡は、最晩年に北京で徐悲鴻(じょひこう)に託した1008点の作品に刻まれている。本書では、中国中央美術学院美術館に所蔵されるそれらの作品の悉皆調査を中心に国内外の資料を渉猟し、矢崎の生涯を追った。また、矢崎はパステル製造の国産化に尽力し、一般の人々へのパステル画の普及にも功績を残した。油彩や水彩と同じく、明治期に導入されたパステルが、日本でいかにして受容されていったのか。「顔料を練り固めただけ」という最もシンプルな絵具を巡る小史を記した。【商品解説】
目次
- 第Ⅰ部 矢崎千代二の画業
- 第一章 外光派の油彩画家
- 第二章 旅するパステル画家(1)
- 第三章 旅するパステル画家(2)
- 第四章 旅するパステル画家(3)
- 附論 「肖像画五千枚」
- 第Ⅱ部 パステル画法と画材
- 第五章 パステル画の小史
- 第六章 パステル画法と画材研究
- 第七章 国産パステルの創出
著者紹介
横田 香世
- 略歴
- 〈横田香世〉三重県伊賀市生まれ。京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士後期課程修了。パステル製造所を訪ねたことをきっかけに、パステルの色と材料特性および矢崎千代二に関する調査・研究を始めた。
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