「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/09/27
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/198p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391722-1
紙の本
泣く男 古典に見る「男泣き」の系譜
著者 寺田 英視 (著)
「泣く」のはいい。問題は、何のために泣くかだ−。男が泣いてはいけないことになったのはいつからか。須佐之男命から吉田松陰まで、古典に見える「泣く男」の姿百態を辿りつつ、「男...
泣く男 古典に見る「男泣き」の系譜
泣く男 古典に見る「男泣き」の系譜
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
「泣く」のはいい。問題は、何のために泣くかだ−。男が泣いてはいけないことになったのはいつからか。須佐之男命から吉田松陰まで、古典に見える「泣く男」の姿百態を辿りつつ、「男泣き」の実相に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
転んで泣く小さな男の子をみて、「泣くな、男だろ」と小声で呟く。そして、立ち上り駆け寄ってきた子を、「よしよし、偉いぞ」と頭を撫でてやる。強くあれ、雄々しくあれかしと、日本の男の子は育てられてきた。
いつからか。
日本の古典を紐解くと、英雄豪傑ほど派手に泣いている。「男泣き」という言葉もある。
そして、「なく」ことを示す字の多いこと多いこと。
啼、泣、号、呱、嘹、噭、欵、慟、啾、喞、これらはすべて「なく」ことを著わした字である。悲しくて泣く、大声を出して泣く、子供が泣く、遠くまで聞こえるほど泣く、声が出ず涙を流して泣く、さらにいえば,涕泣、慟哭、嗚咽、泣血、哀慟、歔欷、さめざめと泣く、めそめそと泣く……。
本書は、古典に見える泣く男の姿百態を辿りつつ、「男泣き」の実相に迫ろうという試みである。
材は主として、記紀、万葉、古今の歌集や、伊勢、平家、太平記など文学史書の類から採った。
トップバッターは須佐之男命! そして倭建命、大伴家持ときて、やや色好みの涙、在原業平、源頼政、泣きそうもない木曽義仲を経由して、楠木正成と豊臣秀吉、最後は吉田松陰でしめる。
もう、全編泣いてばかり。そう、男だって、いや、男だからこそ泣いていいんだよ、という本なのである。【商品解説】
目次
- はしがき
- 第一章 須佐之男命――泣きいさちる神
- 第二章 倭建命――神と人のはざまに
- 第三章 大伴家持――公と私の涙
- 第四章 在原業平と源三位頼政――色好みの涙
著者紹介
寺田 英視
- 略歴
- 〈寺田英視〉大阪府生まれ。上智大学文学部史学科卒。文藝春秋にて編輯業務に携わる。平成26年退社。和道流空手道連盟副会長。範士師範。著書に「婆娑羅大名佐々木道誉」がある。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む