魔女絵の物語 魔女をめぐる図像の歴史と変遷

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タイトル通り、時系列に沿った魔女を題材とした絵画とその解説集。
初めて見る絵や画家も多く、とても楽しめた。

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古代から現代まで、神話や聖書、文学作品や美術に登場する
魔女は、どう描かれてきたのか。その歴史と変遷を紹介する。
・魔女を物語る重要作品 18
・魔女を物語る意外な作品 19
作品一覧、引用文献有り。

古代から神話や文学作品に登場してきた、魔女。
想像のサバトや現実の魔女裁判での、魔女。
その後の現代に至るまでに表現された、魔女。
それらは歴史の変遷の中でどう描かれてきたのか。
魔女についての分かり易い説明の後に、
描いた作品と解説が続く。描いた意図や文学作品の一文、
題材には、描かれた時代の背景や意味も込められている。
著名な画家ではデューラー「魔女」、フュースリ「3人の魔女」、
ゴヤの描く魔女たち、ビアズリー「魔女たち」、ミロ「魔女」、
ブレイク「サウルに訪れたサムエルの亡霊」、
その他、ブランクーシの彫刻や日本の歌川国芳の浮世絵、
ビリービン挿絵のバーバ・ヤーガなど。
そして、初めて見た印象的な画家の作品等々。
神話や伝説、昔話、宗教的抑圧、盲信、誤解、偏見等、
歴史の変遷の中での要素により、魔女は様々であり、
同時に、美術史の変遷の中でも画家たちの創造力で描かれる
魔女の姿は様々です。滝夜叉姫も考えてみれば魔女だなぁ。

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魔女の絵を集めて、紹介した本です。魔女の絵ならコレ！という絶対に外せない絵から、現代美術の抽象的な作品まで魔女と名のつく作品がいっぱいです。美術の中の魔女絵の歴史や魔女の象徴についての説明、ちょこちょことコラムやミニ知識が掲載されていて楽しめる一冊。