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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/10/26
- 出版社: 小学館
- サイズ:21cm/159p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-09-311548-3
読割 50
紙の本
ランナーのカラダのなか 運動生理学が教える弱点克服のヒント
著者 藤井 直人 (著)
「ウインドスプリントで疲労を飛ばす」「1日サボると戻すのに3日かかる」は事実なのか? 運動生理学の観点から、ランナーのカラダのなかで起こっている現象について、数々のエビデ...
ランナーのカラダのなか 運動生理学が教える弱点克服のヒント
ランナーのカラダのなか ~運動生理学が教える弱点克服のヒント~
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商品説明
「ウインドスプリントで疲労を飛ばす」「1日サボると戻すのに3日かかる」は事実なのか? 運動生理学の観点から、ランナーのカラダのなかで起こっている現象について、数々のエビデンスに基づいて解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
運動生理学が初めて明かすランニングの正体
運動生理学とは、運動中に体内で起こる化学反応、現象、影響、状態を追求する研究。
その観点を一般実用書として初めてマラソンに持ち込み、ランナーたちの弱点や能力向上のヒントを探った、意欲的なランニング強化本。
*フルマラソンのような長距離を暑いなかでぶっ続けで速く走れるのは、人間だけ。なぜなら、ヒト以外の動物は、体温調節ができないから。
*つまり、ヒトだけが、暑熱下で長時間の運動ができるという能力を持っている。それを可能にしている理由のひとつは、汗をかき、外に熱を逃すことができる「放熱」の機能を持っているから。
本書では、上記のようなヒト特有である長距離ランナーの能力を、運動生理学の観点から紐解いていきます。
カラダのなかでなにが起こり、どう変化し、どう影響するのか? そして、それに対し、長距離を効率よく走りきるために、どのような対策をすべきなのか?
何度もマラソンを経験しているのになぜか記録が伸びない、
ケガが絶えない、レース調整がうまくいかない、トレーニングメニューが自分に合っているのかわからない・・・・。
そんな悩める市民ランナーの「もっと走りたい」情熱に、必ず寄り添える一冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
【著者について】
藤井直人(ふじい・なおと)
筑波大学 体育系 助教。博士(学術)。専門分野は運動生理学。
1981年6月24日大阪府生まれ。筑波大学体育専門学群卒業。大学在学中は陸上競技部に所属。その経験を活かし、運動時の呼吸・循環・体温調節に関する運動生理学的研究を数多く行っている。さらに筑波大学体育系の特色を活かし、競技パフォーマンス向上のためのスポーツ科学研究も進めている。これまでの研究成果はThe Journal of Physiology やMedicine & Science in Sports & Exercise といった運動生理学・スポーツ科学分野の一流雑誌を含め、国際誌に170報以上掲載されている。アメリカとカナダでの海外留学の経験を活かし、複数の国の研究者と共同研究を精力的に進め、国際的な賞も複数受賞している。
中身を一部抜粋して紹介
【基礎知識】
・走ると息が切れるのはなぜ? 呼吸調節のしくみ
・走ると汗をかくのはなぜ? 体温調節のしくみ
【ラントレの効果】
・体重増加が気になる・・・・ランナーの筋トレは有効なのか?
・暑さでうまく走れない・・・・夏のラントレの正解は?(暑熱順化)
・スポーツドリンクが水分補給に適しているのはなぜ?
・筋肉痛の正体とは?
【レースの生理学】
・レース当日に朝練は必要か?
・キプチョゲ選手のスペシャルドリンクの中身って?
・人の後ろについて走るとラクなのはなぜ?
・天気とランナー【商品解説】
著者紹介
藤井 直人
- 略歴
- 〈藤井直人〉大阪府生まれ。筑波大学体育系助教。博士(学術)。専門分野は運動生理学。
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なんとも煮え切らなかった
2023/11/27 07:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:孤独のランナー - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は運動生理学の専門家がこれまでに分かっている科学的な事実に基づいて、ランニングについて書いた本です。
書かれている内容は、「フィックの式」に基づいて、どのような練習をするべきかに重点が置かれています。この点については、その通りだと思いましたが、フィックの式では表せない部分については、あまり言及がされていません。例えば、筋持久力や神経系についてはどう考えるのでしょうか。体の専門家が書いた本の割には網羅性に欠けると思いました。
最近でも、元室内800メートル世界王者が初マラソンに挑戦して完走できず、完歩でゴールしました。このことからもこの本に書かれている高強度の練習だけではマラソンは完走できないことが分かります。
それから、著者の考えがほとんど表明されていません。科学者の立場から事実を伝えたかったのでしょうが、分からないことが多い運動生理学の事実だけではあまり指針になりません。例えば、高強度の練習を推奨していますが、毎日高強度の練習をしていれば、すぐに体のどこかが壊れるのは誰にでもわかると思います。それなら、高強度の練習をどれくらいの頻度で行うのが最適なのでしょうか。分からないながらも、著者ならこのように練習メニューを考えるなどの主張があってしかるべきだと思いました。
多くの情報はちょっと調べればネット上で見つけられるものがほとんどです。わざわざ本を買うわけですから、ネットにはない付加価値をつけてほしかったです。