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紙の本
皇たる鷹は若葉の月を寵愛する (リンクスロマンス)
地方貴族の緑月は、父親の自死に疑問を抱き、“黒雀宮”の科挙を志願する。黒雀宮とは皇太子のための宮であり、将来の腹心を育てる学府だが、実際は皇太子の夜伽の相手もしなければな...
皇たる鷹は若葉の月を寵愛する (リンクスロマンス)
皇たる鷹は若葉の月を寵愛する 【電子限定おまけ付き&イラスト収録】
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商品説明
地方貴族の緑月は、父親の自死に疑問を抱き、“黒雀宮”の科挙を志願する。黒雀宮とは皇太子のための宮であり、将来の腹心を育てる学府だが、実際は皇太子の夜伽の相手もしなければならないらしい。それでも、皇太子の覚えがめでたい者は、貴族の最高位である「比翼」の座を手に入れることができる。緑月はその地位と権力があれば、父の死の真相を明らかにする再調査ができると信じていた。しかし、次期皇帝であり皇太子の静鷹は、人の上に立つべくして生まれてきた人物だが、他人には心を許さず、懐に入れるのはごくわずかな身内だけだという。そんな気難しい人物が相手でも、緑月は閨をともにする試験・伽科で野心をむき出しに静鷹に抱かれる。その性質が気に入られたのか、緑月は無事入宮し、その後も静鷹の寵愛を一心に受け甘く抱かれ続けることに。しかし、静鷹の緑月を特別に扱う行動には思惑があり…?【商品解説】
地方貴族の緑月は皇太子の為の宮である“黒雀宮”に入宮する。皇太子の静鷹に抱かれなぜか一心に寵愛されるが、そこには思惑があり?【本の内容】
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電子書籍
なかなか新鮮な感じ
2024/02/11 22:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
後書きで作者も語っていましたが中華ファンタジーは固有名詞の読み方が1つのポイント。
覚えてないと振り出しに戻る!皇太子静鷹の為の後宮が雛姫宮で「すうききゅう」とかやはり少し面倒くさい。
「枋」も建築用語なんだろうけど説明欲しかった!
でも本筋の設定そのものや、静鷹と10歳年下の文官養成課程の学生の緑月の紆余曲折ありの愛情、想いはなかなか読みでがあり、良かったです。
2年後の文官養成課程修了後は、希望通り側近最高の地位に着くのか、予定外に例えば正妃を兼ねたりするのか、後日談も読みたい気もします。
紙の本
鷹は猫を愛でる
2024/01/28 14:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
(ミステリー部分はいたしません)
中華風宮廷ミステリーBLかな?
父の死の真相を調べたいがために皇太子のための黒雀宮もに入宮する緑月
父の死の真相を明らかにする再調査が出来ると思って皇太子静鷹に対する
静鷹の寵愛を受けるようになるが、彼自身にも思うところや企みもあり
色々と絡み合う事情と思惑と野心
周囲の人間も沢山出てきて、氏(一族)とかそれぞれの立場とか生まれとか
てんこ盛りで時々頭を整理しながらそれでもぐいぐい読ませてくれる力のある作品
緑月の負けん気が強くてまっすぐな気質は心地良い
お互いがお互いの企みの上でそういう関係になっているのですが
そこを超えてお互いを思う心の揺れもまた良いです。
特に静鷹の逡巡する様も企みの先とともに読み応えとなっております。
「父の死の真相」が日和ってないあたりも個人的には好感もてます。
枝葉末節含めてたくさんの情報があるので、
それを整理しつつ関わっている人々を見失わないようにしつつ
楽しく読めた作品でした。
余談
静鷹が緑月のことを「猫」のように感じ可愛いと思うところがきゅんです。