紙の本
嫌な話(褒め言葉)
2024/01/24 15:41
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投稿者:沈丁花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
褒め言葉として「嫌な話の詰め合わせ」と書かせて頂きます。
芦花公園先生の作品は本当に大好きでずっと追わせて頂いていますが、今作も最高でした。
読みやすく、読み始めるとさくさくと読み進められるのもとても良かったです。
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まったく中身が分からない
タイトルの意味も分からないし、ニコライも一花もミエルも何一つ、何のことか分からない
解説してくれ
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宗教絡みの部分が私にはちょっと難解で消化不良気味。
ストーリー自体は嫌〜な話で好みの感じだっただけに残念。
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ある一家の人々を一人一話で描い短編集。
キリスト教でいう父と子とと、日本の家父長制が重なり合ってまあどれも嫌な話。
誰もが生きていくことに絶望し、差し出されたものを間違って使い地獄への道を進む。渡す方も間違えるってわかってんだろうに、苦しむことが信仰であり素晴らしいことだということかと思ったが、それは日本での家族にも使われる言い回しだなと思い更に嫌になる。
元凶の父はどちらにも罰はない。
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人生に行き詰まった人間の前に現れる謎の美青年と彼に翻弄される家族の物語。
ただただ悍ましい物語。のっけから丁寧に胸糞描写をやってくれるから度々休憩を挟まないと読み続けられない。真相はまあ、芦花公園さんだよねーというオチだけどほねがらみよりは好きかな。
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生きることに絶望してしまった人たちへ
今そのとき必要としているだろう不思議な物を
すっと差し出し
病んでいるその心の隙間に入り込み
さらに惑わせ、苦しめ、地獄へと突き落とす
そんな美青年のニコちゃんとはいったい
何者なんだろうとページがどんどんすすむ。
そして、その正体が明かされたとき
うわー、なるほどーと妙に納得してしまった。
呪われたような一族の因果については
難しすぎてちょっとわからなかったけど…
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うわぁ〜…なんか……
やたら抉ってくるホラーだぁ……。
とても胸糞悪い話です…(-_-;)
人間の腹の内とエゴと欲と…いやーな部分をまぜこぜにしたような。
頭の片隅から離れない。
すごい。
(褒めてます)
これって、ただホラーが読みたいだけと思って油断して読むと勿体無いのでは?
ある一家族がメインの、7話の連作短編。
どの話にも久根ニコライという超美青年が各主人公の元に現れます。
彼は、ある人には試練を、ある人には選択を、ある人には罪を…それぞれの苦悩を和らげる為の助言をします。
その結果、主人公達の行動が変化し、それぞれの結末を迎えるのですが…。
そもそもこのご家族が胸糞悪い。
ここまでくると、逆に気持ちが良いとまで言える(^▽^;)
帯に紹介されている
『クリスマス・イブにWEBで公開され大反響を呼んだ【帰還の壺】』の話。
確かに、凄かった…。
何が凄かったって、結末も衝撃だったのですが、旦那の対応がキツい。
理解してあげようとするのは良いのですが、限度がある。どんな対応が最善なのかは分かりませんがね。
私が1番心に残ったのが【黄金の盃】
次男である雄二にスポットを当てた話。
彼は何事も『正解』を求めて、波風立てないよう生きている。
この場合は、こう言えば正解。
本人は幼い頃からそう生きているので疑問はないだろうが、この生き方は辛い。
良いと思っている事が必ずしも正解ではない。
そして、何にも興味がない。
比較的身近で感じられる話なのかなと思ったが、まぁ、それで終わるわけはなく…。
ニコが彼に与えたものとは…。
色々と考えてしまいますが、正解なんてないだろうし、それでもその人生で納得して死んでいく人もあるのだろうし。
私、このような気持ちは朝井リョウさんや辻村深月さんの作品を読むと感じるのですが、人間関係としてのもやもやや葛藤や欲みたいな…そんな、本来なら目を背けたい部分にズバリと切り込んで、しかもホラーと仕立てる…芦花公園さんすごい。
【天賦の才】大好き。とても良い。
この中のニコは、応太郎に特別優しい気がした。
【無欠の人】でのラストもめちゃ好き。
あまり書けないけれどもこの視点でこの角度から雄一のことが描かれている…非常に興味深く、凄くおもしろい。
読み返しました。
なんにせよ、ニコが私の前に現れてこない事を祈りながら生活していきたい。笑
私は言葉足らずで本当に言いたい事を言葉にし切れないけれど、私が1番嫌だと感じる系統のホラーでした。(ベタ褒め)
ホラーではないのでは?とも、思ったり。
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「そうきたか」と思いました。
1つ1つの短編も内容が濃く、最後の方までよくわからないけど瞳の美しい青年が共通しています。どんな存在なのか、最後の章を読んで少しだけわかった気になっています。作者さんは明示はしませんが、いろんなところにこの青年に関するヒントが書かれていて、伏線の回収も素敵だなと思いました。読んでよかった。
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芦花公園さんの連作短編集。
大満足のホラー。
小説新潮とyomyomで連載していた6つの短編と、書き下ろしの一作。最後の書き下ろし部分はまさに文字と知識の壁。圧巻のラストだった。
———あらすじ(公式より)———
絶対に、それを■■■はいけない――。ページをめくるごとに後悔が増す戦慄ホラー。
最愛のひとり息子を失った桜子は、カウンセラーの久根からふしぎな壺を与えられる。3つの約束さえ守れば、息子が帰ってくるというが……。
「もう本当に最悪でした、もちろん褒め言葉」「吐きそうなくらい嫌な話」連載時から話題沸騰!デビュー作でネット民を震撼させたホラー界の気鋭が描く、血と涙で彩られる美しき地獄。
———感想———
めちゃくちゃ面白くて嫌な気持ちになった。大満足。
書き下ろし部分がなかったら、全く別の作品になっていたと思う。どこまで計算して書き始めたのかわからないが、本当に圧巻だった。筒井康隆の『虚航船団』を彷彿とさせるような文字の壁は、まさに読破への挑戦。私は2回読んだが半分も理解できていないと思う。本当に博識で、末恐ろしい作家。次回作にもかなり期待。
連載部分で特に面白かったのは『選択の箱』『帰還の壺』。
『帰還の壺』は大きな壺と生肉のビジュアルが想像できてゾクゾクした。気持ち悪すぎるけれど、桜子がそうしてしまう気持ちもわかる。好奇心でちょっと見てみたい気持ちになるのも不思議。
『選択の箱』はコントや漫才でやったらめちゃくちゃウケると思う。世界観を構築した後の、え、そこ、って展開が絶妙すぎた。主人公からしたら堪らないと思うが、楽しませてもらった。
そして何と言っても久根のキャラクター設定と最終章で明かされる正体がすごい。読み進めていくうちに時間の経過を無視していることがわかり、そこから何者か気になってしかたなかった。
良い読書体験でした。
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2023/11/26予約 7
久根ニコライ、一花、ミエル、何がなんだか理解できず残念。
それほど目を惹く容貌のニコライ、ぜひ見てみたいな。
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芦花公園さんの【食べると死ぬ花】読了。
ホラーの扉→ほねがらみ→異端の祝祭とすっかりハマってしまった作家さん。
綺麗な喪黒福造【ニコ】が人々の心の隙間を埋めてくれます。
最初から最後まで最高に嫌な話が詰まっていて、これからの季節、クリスマスにピッタリです。
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久根ニコライが不幸を引き起こしているように見えるが、どう足掻いていてもこの一族は犯罪に走っていたし、崩壊していたんだろうな、と思った。呪いとかはあまり信じないけど、この一族は禍々しい何かにとらわれているような気がした。
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一見ニコちゃんがみんなを不幸にしてるように見えるけど、ニコちゃんがいなくてもこの一族は決して幸せにはなれないんだろうなと。
こういう、SNSで垣間見られそうなリアルな質感の「嫌」に超人的な存在が関わってねじ曲げていく展開、芦花公園先生の持ち味がめっちゃ出てる。
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話自体はとれも関連しあってて、彼にまつわる一家の悲惨な話。続きが気になるし、設定もなかなか面白い。黒いサンタクロース。