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男性の性暴力被害 (集英社新書)
なぜ男性の性暴力被害は「なかったこと」にされてきたのか。その背景には、「男らしさ」の呪縛があるのか。男性の性暴力被害の実態、その心身へ及ぼす影響、不可視化の構造、被害から...
男性の性暴力被害 (集英社新書)
男性の性暴力被害
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商品説明
なぜ男性の性暴力被害は「なかったこと」にされてきたのか。その背景には、「男らしさ」の呪縛があるのか。男性の性暴力被害の実態、その心身へ及ぼす影響、不可視化の構造、被害からの回復と支援の在り方などを明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
性暴力とは、同意のない中で行われる性的言動すべてのこと。
その被害者は女性であることがこの社会では自明とされてきたが、しかし、現実には性暴力被害は男性にも起こりうる。
なぜ彼らの被害は今まで見えなくされ、いかに「なかったこと」にされてきたのか?
その背景には、社会的に構築された「男らしさ」の呪縛があるのではないか?
今ようやく様々な事件が報道されるようになり、事態の深刻さが認識されつつある中、本書は男性の性暴力被害の実態、その心身へ及ぼす影響、不可視化の構造、被害からの回復と支援の在り方まで等を明らかにする。
◆目次◆
第1章 「男性の」と言わないと見えない性暴力被害とは何か
第2章 被害後の影響--心と身体
第3章 性暴力と「男性被害」--歴史と構造
第4章 生き延びる過程--回復と支援
第5章 個別的な苦しみと社会をつなげる
全国のワンストップ支援センター紹介
◆著者略歴◆
宮﨑浩一(みやざき ひろかず)
1988年、鹿児島県生まれ。
立命館大学大学院人間科学研究科博士課程後期課程。
研究テーマは男性の性被害。
臨床心理士、公認心理師。
西岡真由美(にしおか まゆみ)
1976年、佐賀県生まれ。
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程研究指導認定退学。
臨床心理士、公認心理師、看護師、保健師。【商品解説】
著者紹介
宮崎 浩一
- 略歴
- 〈宮崎浩一〉鹿児島県生まれ。臨床心理士、公認心理師。
〈西岡真由美〉佐賀県生まれ。臨床心理士、公認心理師、看護師、保健師。
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ジェンダーやセクシュアリティの呪縛を解く必要性
2023/11/17 20:27
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近でこそ、公に問題として語られるようになった、男性の性暴力被害は、なぜ不可視化されてきたのか。性暴力被害の実際やそれにどう対応するかも含め、論じた一冊。
男性優位で、アンコンシャスバイアスを持つ社会の性差別構造こそが、男性の性被害を見えなくさせ、なかったことにしてしまうのだ。
男性の性被害がバックラッシュに利用される危険性について書かれた部分は、大変勉強になった。