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紙の本
「家庭」の誕生 理想と現実の歴史を追う (ちくま新書)
著者 本多真隆 (著)
「家庭」には、リベラル、保守、それぞれの理想が託されてきたが、一方でその理想と現実には様々な乖離があった。明治から現代まで、それらをめぐる錯綜した議論をときほぐすことで、...
「家庭」の誕生 理想と現実の歴史を追う (ちくま新書)
「家庭」の誕生 ――理想と現実の歴史を追う
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商品説明
「家庭」には、リベラル、保守、それぞれの理想が託されてきたが、一方でその理想と現実には様々な乖離があった。明治から現代まで、それらをめぐる錯綜した議論をときほぐすことで、近現代日本の新たな一面に光をあてる。【「TRC MARC」の商品解説】
イエ、家族、夫婦、Home・・・・・・。様々な呼び方をされるそれらをめぐる錯綜する議論を追うことで、これまで語られなかった近代日本の一面に光をあてる。
イエ、家族、夫婦、子ども、ホーム、ファミリー、
これらを語る際、避けては通れない歴史がある。
内側から問う日本の近現代
イエ、家族、ホーム、ファミリーなど、多くの名が生まれた理由は、その言葉を用いないと表現できない現象や思いがあったためだ。「家庭」には、リベラル、保守、それぞれの理想が託されてきたが、一方でその理想と現実には様々な乖離があった。明治から昭和、平成、現代まで、それらをめぐる錯綜した議論をときほぐしていくことで、近現代日本の新たな一面に光をあてる。
【商品解説】
目次
- 序 章 イデオロギーとしての「家庭」
- 第一章 「家庭」の誕生―「ホーム」の啓蒙
- 第二章 サラリーマンと主婦―「家庭」と国家統制
- 第三章 「明るい民主的な家庭」の困難―「家」から「家庭」へ
- 第四章 企業・団地・マイホーム―一億総中流と「家庭」
- 第五章 理念と実態の乖離―むき出しになる「家庭」
- 終 章 「家庭」を超えて
著者紹介
本多真隆
- 略歴
- 〈本多真隆〉東京都生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程修了。立教大学社会学部准教授。「家族情緒の歴史社会学」で日本家族社会学会賞奨励著書賞受賞。
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紙の本
戸籍や世帯単位の管理の限界
2024/02/18 08:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
「家庭」ということばが、明治期は「家」に対抗するリベラルな言葉だったのが、最近は国や保守派の取り込みにより、現在は保守的な意味合いでの高度成長期の専業主婦モデルの「近代家族」の意味が強くなっていると。多様化して複雑になっている家族を、そういう家庭というモデルに固定化させることの弊害も論じられている。
歴史的な変化を踏まえた内容で、わかりやすくて納得感のある本でした。最後に個人を単位にした取り組みの重要性を論じています。あいまいな中間的な単位の規定を維持しようとしている戸籍や世帯単位の管理の限界や時代の変化への不適合が感じさせられました。
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「こども家庭庁」に保守派の影
2023/12/01 15:04
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともとは江戸時代以来の伝統的な「家」制度と対置される概念であったらしい、でも、今、「家庭」っていう響きが国家的というか、自民党保守派の香りまでしてくる、「こども庁」ではなくて「こども家庭庁」という名前になったのも彼ら保守派への配慮だったとか