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著者 倉山満
シリーズ累計45万部突破!ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作は、日本の神話から平安時代までの嘘を暴く!
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嘘だらけの日本古代史
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みんなの評価4.0
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評価内訳
2023/11/22 08:05
投稿元:
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今回も面白かった。 古代史は(も?)全く詳しくないので、系図をにらめっこしながら読んでた。 古事記は何回かは読んでるけど、一話一話の話が独立していて、各人物のつながりがあまり頭に入ってこなかったんだけど、この本ですっきり「あーこう繋がってたんだ!」と理解することが出来た。 奈良時代は、以前聖武天皇を題材にした小説を読んだきりだったので、小説を思い返しながら読んでいた。 平安時代がさっくり終わってしまったのは残念だけど、前の本で「世界一やさしい天皇の講座」で割と語られていたと思うから、そっちで復習するかな。 語り口も、くだけた文章でとっつきやすく、面白く読めた。
2023/11/28 18:23
正直胡散臭いタイトルの本だなと思いつつ読んだのだが良かった。 皇国史観は良いものではないがそれが否定された現代の歴史の見方も極端であるというのは確かに問題だろう。 本書にあった、神話の話や信憑性の薄い古代の話だからといって全て創作と思わずに何故このように伝えられてきたのか考えることが大事であるというのは、古代史に関わらずすべての歴史研究において重要だと感じる。 それにしても奈良時代の天皇がなかなかに酷い…。 そりゃ皇室は平安時代を先例にする。
2024/01/07 19:47
p30 日本書紀 天皇の命により朝廷の事業として編纂された正史 古事記は正史でない 日本書紀の最古の写本は平安時代初期のものが残っている 古事記の現存最古の写本は、南北朝時代 1371年 p32 日本書紀は異説だらけ 「一書(あるふみ)に曰く」 p89 茨城県の鹿島神宮の方が、伊勢神宮より古い 出雲大社も。日本を代表する伊勢神宮よりも古い神社がいくつもある p105 八幡大菩薩とは応神天皇のこと 武田信玄が旗印とした p187 マキャベリ 君主は愛され且つ畏れられるのが理想だが、現実には難しい。ではどちらかを捨てるならば、愛されるのを捨てよ。なぜならば、人は恐れるおのよりも愛するものを傷つけるからだ
2024/03/06 22:42
排他的共同意識という言葉を初めて知った。 本書とは関係ないけど沖縄と本州の意識を理解するのに大事そう。 あと読んでみて気づいたが、たしかに教科書では天皇や皇室に関する言及が少ない気がする。事実としていまのいままで続いている制度なんだからもっと知るべき内容はあったんじゃないかと思う。歴史を知るだけなら無条件な礼賛になるわけでもないし。
2024/04/06 12:39
倉山先生の本はどれも面白くて、読みやすくて、サクッと読めて学校で教わった、あるいは教わらなかった歴史への視点がさらっと変わる。 ただ、その感動がどこにあったのか、すぐに忘れてしまうのが難点。 図書館で借りて片っ端から読んでるので、どこかで前作もう一度は読み直さないととは思ってる。 古代の日本の歴史、その中心でった皇室の話。 まずは古代史にあたるには、「本当のことはわからないので仮説の積み上げ」「神話と史実を区別しない」「SFになりそうになったら常識に戻る」ことが大切。 そうでないと、とっても奇妙な議論になってしまう。 本書の中身は、「奈良時代」だと思うのだが、じゃあ奈良時代とはいつと言えば、壬申の乱から、大体、平安遷都まででいいんじゃないか。 読めば納得。 奈良時代って、結構ひどかったのね。 先例破りが横行して大混乱したので、平安になって先例を整理し、ご新義はよっぽどのよっぽどのよっぽどのことで最後の手段とする。 その過程でほぼ、女帝も「否定」された。 皇室に大切なのは、先例と、血統。後、今だと、日本人の意思だろうなあ。 やばい奴らが、確信と無知と悪意と善意でとんでもないことをやらかそうとしている。先例を、蔑ろにしようとしている。 壬申の乱は、結局100年かかって天智系が天武系に勝利した。皇室というのは、こういう長いスパンで物事が動くのだという見方も面白かった。
2024/04/04 18:56
倉山満さんの歴史の本はいつも驚きがある。知識が深まるのと同時に、表面しか記録されていないものその裏側を垣間見る事ができるような感覚だ。 この本は古代史とあるが、神話から始まり天皇とたっていく過程と、マツリゴトと天皇のつながりが面白く読めた。この時代の言葉は読み書きも難解で、自分から進んで読みたいと思えなかったが、倉山満ならではでとても痛快だった。
2024/05/05 14:48
皇室史学者の倉山氏の著作なので、古代史と言っても皇室に焦点を当てた本です。ただ、著者の書かれてる通り、古代史では皇室が中心的存在と思いますので、古代史を知る上で役にたつと考えます。 また、男系・女系といった皇位継承に関する考え方(ルール)を知ることができます。 なお、とっつき易くするためかもしれませんが、文章がかなりふざけた書き方をされてるので、その点で合わない読者もいるかと思います。
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