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ルポ歌舞伎町の路上売春 それでも「立ちんぼ」を続ける彼女たち （ちくま新書）
著者 春増 翔太 （著）
２０２２年の晩秋、歌舞伎町の一角で路上売春する若い女性が急増した。毎日新聞社会部記者が、６０人以上の女性のほか、ホスト、ＮＰＯ、警察などを１００日以上にわたって多角的に取...
ルポ歌舞伎町の路上売春 それでも「立ちんぼ」を続ける彼女たち （ちくま新書）
ルポ 歌舞伎町の路上売春 ――それでも「立ちんぼ」を続ける彼女たち
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商品説明
２０２２年の晩秋、歌舞伎町の一角で路上売春する若い女性が急増した。毎日新聞社会部記者が、６０人以上の女性のほか、ホスト、ＮＰＯ、警察などを１００日以上にわたって多角的に取材し、そのリアルに迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
歌舞伎町で路上売春をする「普通」の若い女性が急増したのはなぜか。当事者たちのほか、彼女らを支援するＮPO、ホスト、警察など多角的に取材、素顔に迫る。
巨大歓楽街に起きた、ある異変
買春客を待つ若い女性が急増したのはなぜか？
リスクを抱えてまで、なぜ「売る」のか？
毎日新聞社会部記者が迫る！
２０２２年の晩秋、歌舞伎町の一角で「立ちんぼ」をする若い女性が急増した。「たちんぼ」とは路上売春のことだ。風俗店で働くのとは違い、買春客に金を奪われたり、ラブホテルの密室で暴力を振るわれたりといったリスクがあるにもかかわらず、彼女たちはなぜ路上で「売る」のか。毎日新聞社会部記者が、６０人以上の女性たちのほか、自分たちに貢がせようとするホストたち、彼女らを支援し続けるＮＰＯ、路上売春を取り締まる警察など、１００日以上にわたって多角的に取材、その「リアル」に迫ったルポ。【商品解説】
目次
- プロローグ
- 第１章 歌舞伎町の「立ちんぼ」スポット
- 薄暗い路上で／売春女性が集まる公園／取材の始まり／相場／それぞれの事情／みつぐために／より安く、より若く／路上売春の急増／観光地化／無断で撮影し投稿／隣り合わせの危険／ネットを避けて路上で／買春する男たち／彼女たちの人間関係／戦後生まれの歌舞伎町／性風俗のきっかけは売春防止法／街の繁栄とともに／昭和から平成へ／21世紀の「浄化作戦」
- 第２章 彼女たちのリアル
- １「別にずっといたいとは思わないけど」……ユズ
- ネカフェ暮らし、ホスト通い／自分の値段／札幌のホスト／キャリーケース一つで上京／「出稼ぎ」と「裏引き」／介護施設に就職／3週間で逆戻り／再びホスト通い
- ２「私はね、家族が欲しかったんだ」……モモ
- 初めて迎えた歌舞伎町の冬／「家みたい」なホストクラブ／虐待を受けた幼少期／「愛情が何かは知らないんだよね」
著者紹介
春増 翔太
- 略歴
- 〈春増翔太〉神奈川県生まれ。毎日新聞社会部所属。
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コロナ禍末期の歌舞伎町の一面
2023/12/07 03:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：WAST - この投稿者のレビュー一覧を見る
コロナ禍末期の歌舞伎町の立ちんぼに密着したルポ。
先に出ていた『ホス狂い ～歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る～』（小学館新書）を消費を切り口としたものならば、こちらは収入を切り口として歌舞伎町に集う女性を描いている。
ある種の女性の心のスキマを埋め、大金を搾取するシステムが出来上がっていることに今更ながら慄然とした。
また、本人が黙っていればわからない程度の軽度の知的障害も密着された女性の中に高確率でおり、これもまた問題だと思った。
紙の本
歌舞伎町で「立ちんぼ」を続ける女性の渾身のレポート
2024/03/17 06:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「路上売春」「立ちんぼ」というと外国人などをイメージしていたが、令和の日本で若い女性がこんなに多く路上売春をしているとは知らなかった。
「なんでそんな安い値段で」「危ないじゃない」と思うが、彼女たちにすれば合理的な判断なのだろう
読んでいてつらくなる内容だった。
歌舞伎町の立ちんぼだけでなく、若い貧困女性の問題にもっと興味をもたないといけないと思った
紙の本
歌舞伎町の立ちんぼ女性の実状に迫った1冊です。
2023/12/29 12:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちくま新書恒例のルポシリーズ。現役新聞記者の著者が、東京・歌舞伎町で立ちんぼをして生計を立てている女性を取材し、彼女たちの生態と実情を調べ上げた1冊です。
立ちんぼの路上売春をする女性たちは一概に非難される傾向にありますが、当書を読むと彼女たちを一方的に非難することが出来なくなるでしょう。歌舞伎町がどんな場所かを知りたい方々にも読んでいただきたい1冊です。
